2009年04月30日

“学習塾戦争”を学ぶ



ある新聞記事からです。学習塾が、収益に明暗が出てきているそうです。


景気悪化と少子化のダブルパンチで、それを背景に学習塾各社が優勝劣敗の様相を見せています。


中学受験者数は、2010年がピークとの見方もあり、学習塾自体の再編(同業への合併・買収)が進みそうである、との事です。


学校が週休2日制になって1年が過ぎた頃の“塾バブル”と言われた2003年4月と比べ、ナガセ(東進ハイスクール等を運営)は、株価が3倍に膨らんでいます。


ただ、リーマンショック以降、生徒募集の出足が鈍く、不況は教育費削減の影響も受けてしまっています。


これを受けて、値下げに踏み切る塾も出て来ました。公立中学生を対象に、一定期間内に成績が上がらなければ、その後4ヶ月間授業料を無料にする制度を作る所も出て来ました。保証制度による生徒数の増加で、増収にはなるそうです。


一方、ベネッセコーポレーションは、通信講座『進研ゼミ』が好調、今期は連結経常最高利益の見通しだそうで、“不況は(安い)通信教育に追い風”との事だそうです。


学習塾業界にも、格差が出て来ると言う事なのでしょうか。


どのような業種・業態でも、【本物が勝つ=残る】時代なんですね。勉強になりました。
  


Posted by makishing at 06:34Comments(10)