2009年05月14日

“無我夢中”を考える



先日の日曜日、お笑い芸人のエド・はるみさんが、テレビ番組の中で、御自身の出身小学校を訪問されていました。


これは、毎週日曜の朝7時25分からやっている『課外授業』と言う番組で、歌手・芸能人・プロスポーツ選手等が、自分が学んだ小学校や中学校にOB・OGとして訪問し、現役の生徒に向けて、教壇からメッセージを贈ると言う番組です。


エド・はるみさんが小学生達に教えかったテーマは“無我夢中”でした。エドさんは、これを身体で体感してもらうべく、壇上からの講話以外の課外授業を企画しました。


先ず、100メートル以上ある、直線の廊下の雑巾(ぞうきん)がけをやろうと言う事になりました。エドさんは、みんなの前で見本を見せました。


一度の休憩もせず、地べたに膝を付ける事もせず、真っ直ぐの廊下を、ひたすら進みました。息も上がって、スピードも落ちてきた頃、生徒さん達が誰からともなく声援を送り出しました。エドさんがゴールした後で、生徒さん達が一人ずつ順番に雑巾がけを行い、声援のシャワーの中、次々とゴールインしていきました。


次にグランドに出て、まるい円の中の沢山のボールを、制限時間の中で籠(カゴ)にボールを全部入れる事をやりました。入れる方法を考える力と、自分自身との戦いに勝てるか、がテーマでした。


制限時間内にボールを全て入れる事が出来た子は、やりきった成果で、スッキリ・ハツラツとしていました。


これらの課外授業を通して、エド・はるみさんは、夢を持ったら簡単に諦めない事、それを完遂する為には“無我夢中”になって、成し遂げる事の大切さを、御自身の経験・体験を通して伝えられました。


無我夢中のワンランク上に“無我無心”と言う境地があります。全ての事柄に“無我夢中”そして、それを“無我無心”で突き抜ける必死さで乗り越えた人だけが、《夢を掴む》と言う素敵な成果を得られるのだと感じながら、テレビに釘付けになった私は、目頭を押さえていました。


読んで頂いた皆様、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:53Comments(8)