2009年07月07日

なぜ【七夕=たなばた】と読む?



皆様、今日は7月7日の七夕ですよね。


私も、40回以上、七夕を迎えています。


しかしながら、“七夕”をなぜ“たなばた”と読むのか・・・考えた事ありませんでした。


日本では、7月上旬は、稲の開花期にあたり、水害や病害など心配な時期だそうです。又、旧暦の7月15日がお盆で、様々な準備をする頃でした。


そこで、収穫の無事を祈り、棚機女(たなばたつめ)という巫女が水辺の棚の上に設けられた機屋で棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機を使って先祖に捧げる衣を織りあげ、それを奉って神の降臨を待つという禊(みそぎ)の行事があったそうです。


やがて、この行事と言い伝えが交じり合い現在のような形に定着しているそうです。


元々は、7月7日の夕方を表して七夕(しちせき)と呼ばれていたものが、棚機(たなばた)に、ちなんで七夕(たなばた)という読み方に変わったらしいです。


笹に短冊を飾るのは、本来は里芋の葉に溜った夜露を集めて墨を摺り、それで文字を綴って、“手習い事の上達”を願ったそうです。


七夕の由来は『織姫と彦星の恋物語』だけでは、なかったのですね!
  


Posted by makishing at 01:59Comments(8)