2009年08月01日

【子供の教育】



今日は、鍵山秀三郎氏の『ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる』からです。



【子供の教育】


正直に申しまして、私は子育てで思い悩んだ事は、ありません。子供を叱ったり、怒鳴ったりした事もありません。


特別な教育をしてきたわけではないですが、これといった問題もなく二人の子供は育ったように思います。


もっとも、子供に教育が必要な時期、私は、仕事で日本全国を飛び回っていました。現在もそうですが、1年のうち約5分の3は出張。家族みんなで、どこかに旅行したという記憶もないくらいです。したがいまして、子供の教育を考える余裕すらありませんでした。


それだけに、子供を教育するという気持ちよりも、子供に対して「申し訳ない」という気持ちが私のなかにいつもありました。


そんな気持ちがあったからだと思います。せめて子供の前で、だらしない姿を見せないように心がけてきました。


たとえ、どんなに疲れて帰ってきたときでも、子供の前で寝転がるようなことをしたことがありません。


そんな私が、人からよく、子育てについての相談を受けることがあります。そのとき私が、決まり文句のようにお話しするのは、次のようなことです。


「子供が、あなたのことを気の毒に思うほどの仕事への取り組み、生き方をしてみてください」




※如何でしょうか。私は、鍵山秀三郎先生が、子育てについて、このような文章を書いておられたとは、全く想像すらしませんでした。子供の教育ひとつとっても、様々な形態があるのですね。
  


Posted by makishing at 07:07Comments(4)