2009年12月23日

『幸運を呼ぶ名前』


今日は、久しぶりに、何度か紹介しました、科学では説明出来ない、ある本からの実話です。




『幸運を呼ぶ名前』



自分の子供が生まれた時に、いったいどんな名前をつけたらいいのか悩む、というのは多くの親たちに共通することだろう。

もしも幸運を呼ぶ名前や、危険から身を守る名前という、まことに都合のいい名前があれば、どんなにいいだろうか。そうなれば親たちは、誰しもそうした名前を子供につけて、我が子の無事を祈ることだろう。

1660年12月5日、ドーバー海峡で汽船の沈没事故が起きた。真冬のドーバー海峡は、大変厳しい寒さで、しかも波は大荒れだった。汽船はこのような状況で海の中に沈んだので、誰もがその船の乗客の生存を絶望視していた。

しかし、こうした真冬の荒れ狂う海の中から、たったひとりだけ奇跡的に生き延びた人物がいた。その幸運な人物の名前は「ヒュー・ウィリアムズ」。悲惨な沈没事故から、たったひとりだけ生き残ったということで、彼の名前は有名になった。

それから月日は流れ、1781年12月5日、くしくも先の沈没事故とまったく同じ日に、またしてもドーバー海峡で船の沈没事故が起きた。

やはり今度も、真冬の寒く荒れた海へ沈没したので、生存者はいないだろうと思われていた。しかし、今度の沈没事故でも、たったひとりだけ生き残った幸運な人物がいた。そしてその人物は驚くべきことに、またしても「ヒュー・ウィリアムズ」だったのだ。

つまり、このふたつの沈没事件は、両方とも同じ12月5日に起こり、その生存者は共にたったひとりだけで、しかもどちらも同じ「ヒュー・ウィリアムズ」という名前の人物だったのだ。これはじつに不思議な偶然ではないか。

しかし、「ヒュー・ウィリアムズ」という名前による不思議な偶然は、その後もまだ起きていた。



1940年7月10日、イギリスのトロール船が、ドイツの機雷の攻撃によって沈没するという事故が起きた。しかし、こうした悲惨な沈没事故にもかかわらず、幸運にもふたりの生存者がいた。

救助隊に救出されたそのふたりは、名前をたずねられた。

「あなたの名前はなんといいますか?」すると、1人目が答えた。

「ヒュー・ウィリアムズといいます」救助隊は、続いて2人目にも名前をたずねた。

「では、そちらの方のお名前は?」「じつは、私の名前もヒュー・ウィリアムズなのです」

救助隊は、この2人目の名前を聞いて驚いた。

「まさか、そんなバカな?偶然に助かったふたりが同じ名前だなんて!」

救助隊はこの事実に驚いて、思わず声をあげてしまった。それもそうだろう。たった2名だけ助かった人物の名は、両者とも「ヒュー・ウィリアムズ」だったのだから。

これは、単なる偶然の出来事なのだろうか。それとも、名前の持つ不思議な効果によるものだろうか?

これだけ偶然が重なって、「ヒュー・ウィリアムズ」という特定の名前の人物だけが助かっている事実を見れば、どうも人の名前には、生命にかかわる不思議な力がありそうな気がするのだが・・・。




※如何でしょうか?単なる偶然でしょうか?それだけではない感じが、するのですよね。
  


Posted by makishing at 00:19Comments(4)