2010年09月18日

漢和辞典で『聞』を探すと・・・




今日は、読売新聞の8月13日より《なぜなぜ日本語》からです。




漢和辞典で漢字を調べるときに、目印となるのが部首です。「海」の部首は「さんずい」、「花」は「くさかんむり」ですね。では、「聞」の部首は?「開」や「閉」は「もんがまえ」ですが、「聞」は「もんがまえ」のところにはありません。

今の漢和辞典のおおもとになったのは、中国・清の時代に作られた康き字典です。康き字典は、意味によって部首を分けました。「さんずい」は水、「くさかんむり」は草の意味を表します。「もんがまえ」は、開(ひらく)、閉(しまる)のように、門(入り口)に関係があります。

でも、「聞」の意味は、きく=音や声を耳でとらえることです。そこで、「聞」は「みみへん」に入ることになりました。「聞」の「門」は意味でなく、音を示しています。

「問」も「もんがまえ」ではありません。口を使ってたずねる意味から「くちへん」に入っています。それぞれの部首の持つおおまかな意味を知っておくと、辞書をひくときも役立つでしょう。(用語委員会・関根健一氏)




※如何でしたでしょうか?ご存知でしたか?
漢字の事について、詳しい方から、勉強させて頂く機会が多いですが、「聞・問」は「もんがまえ」では、ないのですね!
読んで頂き、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:01Comments(2)