2010年10月04日
内食ブーム追い風の‘チーズ事業’
今日は、最近よくCMで見かける『QBBチーズ』。これに関する新聞記事を去年の日経新聞で見つけました。
去年9月18日の『逆風に負けない好調企業の実力』から、紹介致します(一部削除及び要約)。
「クオリティーズベスト&ビューティフル」の頭文字からとった『QBBチーズ』。家で食事する「内食ブーム」を追い風に小売店で売上を伸ばしている。
六甲バターのQBBブランドのチーズ発売は1958年。ナチュラルチーズを組み合わせ、加熱・溶解し品質安定させたプロセスチーズに強みを持つ。
雪印、森永乳業のチーズより割安感が強く好調ぶりが目立つ。輸入価格が急騰した2年前、年2回の値上げを実施したが、顧客離れを起こしかねないと心配だった。
価格自体20%上げと価格据え置きの内容量減の実質値上げを行うが、内食ブームに乗り家庭向けチーズ市場が拡大し、追い風となった為、値上げは無難に浸透した。
前期は、豪州やニュージーランドからの輸入価格が4割低下し、円高の効果も加わり、採算は急速に改善した。
「QBBというブランド力を広げたい」と、塚本哲夫社長は強調する。六甲バターが将来の成長事業の一つに位置付けるのが、プロセスチーズの海外展開だ。チーズ事業が盤石な時期に、新たな成長戦略を描けるかが問われる。
※六甲バターは、QBBブランドを前面に押し出す為に、デザート事業を手掛ける工場を、過去に操業停止するといった、思い切った戦略も打ちました。『逆風に負けない好調企業』は、慎重且つ大胆な手を打っているのですね。
Posted by makishing at
06:16
│Comments(2)