2010年10月12日

ワタミ会長に訊く



今日は、9月7日の読売新聞より《混迷経済・識者に聞く》の記事から、ワタミ会長の渡辺美樹氏のお話を紹介致します(一部要約と削除)。




『円高、海外進出の好機』


今は企業の力を強くする事が大事だ。急激な円高は輸出にとって逆風だが、海外進出、現地企業の合併・買収は絶好のチャンスでもある。円高を前向きに捉え、国は海外進出後押しをする必要がある。

企業の海外進出が進むと、国内雇用減少を招く意見があるが違う。企業が力をつけて、成長する海外市場で収益をあげれば国内投資につながり、新たな雇用も生まれる。

中長期的には、将来の成長産業を育てなければいけない。費用対効果が高いのは農業だ。この競争力が高まれば、外国との自由貿易協定も結びやすくなる。

消費税率の引き上げなどで、財政再建への道筋を明らかにする必要もある。どれだけ増税が必要か早く議論して欲しい。

民主党は、子ども手当や農家戸別所得補償制度など、国民が喜ぶ目先の政策ばかり力を入れているのは間違いだ。

政治不信が株安にも繋がっている。将来の成長展望を早く示すべきだ。




※海外へ向ける目を、しっかり持つ事と、国政への厳しいメッセージが、この中には書かれていました。注目されている農業は、私たち一人一人が、より意識して行動する必要が、ありますね。
  


Posted by makishing at 06:27Comments(2)