2011年01月20日

《意識は声に表れる》




今日は、奥村幸治氏の著書『夢を夢で終わらせなくない』(出版NPO法人ベースボールスピリッツ)の中より《3.意識は声に表れる》を、御紹介致します。




《3.意識は声に表れる》


宝塚の練習を見られた方から「これが中学生ですか!」と驚かれることがあります。僕とすれば嬉しい反応ですが、そう感じてもらえたとしたら、一つは指示を待つのではなく自分たちで考えて動く選手たちを見てでしょう。そしてもう一つはグラウンドから響く声に意識の高さを感じてもらえたのではないでしょうか。

何も考えずにプレーしている選手からは、決まった声しか出て来ません。しかし、考えてプレーしている選手は、声のバリエーションが多い。練習の中でも試合の状況を想定し、聞いている人が思わず「なるほど」と頷くような声が出てくるのです。

入部当初はハッキリ返事すらできなかった選手でも、3年生になった頃にはいい声をグラウンドに響かせてくれるようになります。声の成長は意識の成長であり、それに合わせてプレーも成長していきます。普段の練習中も僕はできるだけ選手間で会話をさせるようにしています。だから、ノックの時にはミスが出たとしても、いい声が出ている場合はめったに怒りません。

3年生が進学先を考える時期になり、高校の練習を見に行く時も、選手にはグラウンドの中の声を注意して聞くように、と言っています。その声に選手の意識や普段のチームの練習が透けて見えるからです。いい声が出ていればそのチームも、指導者も信用できるし、逆に一定の声しか出ていなければ「?」という感じになります。野球に限らず声や言葉は非常に大切でそこに思考や意識が表れるのです。





※〔声について〕貴重な内容でした。

言葉を持ち、声にして出す事が出来る私たち。これは、大切な伝達手段です。

この大きさ・高さ・張り・抑揚で、聴く側の人は判断しています。しゃべる側の人は、心の中が顕著に出るのが“声の調子”なのでしょう。

〔声について〕これから、こだわっていこうと思います。
  


Posted by makishing at 00:43Comments(2)