2011年07月31日

典型的な間違い日本語【7】




今日は、『間違えると恥ずかしい日本語500』からです。





☆:×三日と開けず→○三日にあげず

「三日」は、具体的な日数ではなく、短い期間のこと。「あげず」は単独では使われず、連語として「間をおかないで」「たびたび」という意味で使われ、「三日にあげず」で「ほとんど毎日のように」の意になる。「三日にあげず、ひいきの飲み屋に通いつめる」と使う。




☆:×口数が減らない→○口が減らない

口が達者で、あれやこれやと理屈をつけて言い返すことを「口数が減らない」という人がいるが、それは誤り。正しくは、「口が減らない」である。「口数」とは、ものをいう回数のこと。うるさい人のことを「口数が多い人」というのは、しゃべる回数が多いからだ。言い返す意では、「口数」という言葉は使わない。




☆:×喝を入れる→○活を入れる

気絶した人の意識を取り戻させる術のことを「活」ということから、刺激を与えて、気力を起こさせることを「活を入れる」という。「喝」は、「一喝」などというように、大声を出す、しかるなどの意味がある。禅宗の僧侶が座禅を組んでいるときに迷いがある者に「喝!」と叫ぶが、それは「喝を入れる」とはいわない。




☆:×ふとんを引く→○ふとんを敷く

正しい言い方は「ふとんを敷く」である。「敷く」と「引く」は、音も似ているうえに、江戸っ子なら「ひ」と「し」の発音が曖昧だから、さらに紛らわしい。しかし、「ふとんを引く」という人も、「掛けぶとん」に対しては「敷きぶとん」と呼び、「引きぶとん」という言い方はしないのではないだろうか。ふとんは「敷く」と覚えておこう。




☆:×たわわな実をつける→○たわわに実る

たくさんの果実が技になったとき、「たわわな実をつける」といいがちだが、「たわわに実る」が正しい。「たわわ」というのは、技などがしなって曲がる様子をいう。「たくさん」という意味だと誤解して使うから、「たわわな実」といってしまうのだろう。






※如何でしょうか?40年以上、間違って使っていたのが、あります。

この本と出逢わなければ、ずっと間違ったままでした。
  


Posted by makishing at 04:29Comments(4)