2011年11月01日

先染めハンカチ会社が作った‘次の商品’




今日は、『納税月報10月号』より《メーカー探訪》を紹介致します(一部削除)。




《メーカー探訪》阿江ハンカチーフ株式会社


・設立:1948年(昭和23年)
・本社:兵庫県加東市下滝野593−1
・代表取締役:阿江克彦さん


特有の光沢と豊かな色彩、上質な肌触りを持つ先染めハンカチを手がける阿江ハンカチーフ。140年以上にわたり培われた高度な播州織の技術で新たに開発した傘が、大きな反響を呼んでいる。5代目社長である阿江克彦氏に、新商品誕生の秘話やヒットの要因などを伺った。




▲先染めハンカチで培った織物技術による異分野商品の開発で新たな客層を獲得▼



播州織の産地で創業し、高級先染めハンカチを製造してきた当社が、ハンカチタオル台頭を機に苦戦になりました。新規事業への参入を決意したのが、2008年です。

一様に評価が高かった「傘」で、自社ブランドを展開しようと決めました。専門店に足を運び調査しましたが、細部まで作りにこだわる傘は少なく、当社技術が武器になると確信。傘において難しいのが柄合わせという技術。播州織の中でも特に加工難易度が高く、その技術がある当社は実現可能なデザインなのです。

愛好者の需要に合致したことで売上も順調に推移し、今期は3倍を見込んでいます。今後もブランド力を高めていくことを目指します。





※この企業も『技術・知識』を新しいアイテムに融合させて成功した、1つの素晴らしい事例です。

時代背景や市場動向をにらみ、柔軟に対応すれば、新たな発想から素晴らしい商品が生まれますね。
  


Posted by makishing at 06:07Comments(2)