2012年06月17日

料理は出された瞬間に食べる!




今日は、『会社では教えてくれない50のこと』(中谷彰宏氏著、ダイヤモンド社)より《料理は出された瞬間に食べるのが、料理人への最大の賛辞》を、要約して紹介致します。






《料理は出された瞬間に食べるのが、料理人への最大の賛辞》





レストランに行ったら、おいしそうに食べていますか?

つくってくださった人への最大の賛辞は、「おいしい」と言葉で言うことではありません。おいしそうに食べることです。

では、おいしそうに食べるには、どうすればいいのでしょう。

あるイタリアン・レストランに行った時、シェフの奥さんに言われました。

「中谷さんは、いつも、おいしそうにパクパク食べてくださるから」

「すいません。食べるのが早くて」

「いえ、それがうれしいのです」

私(中谷氏)はおいしそうに食べているのではなく、食べるのが早かったのです。

お寿司屋さんで、こんなことがありました。

トロを食べようと思ったのですが、ガラスケースには入っていませんでした。

トロを注文すると、板前さんはガラスケースの下から、さらしに巻かれた大きなマグロのかたまりを出して切ってくれ、また再び、さらしでぐるぐる巻いてガラスケースの下にしまいました。

おいしいトロを頂いた後、尋ねました。「どうして、さらしで巻くのですか?」

「こうしておかないと空気に触れて、酸化しておいしくなくなるんです」

切っている時間より、さらしをほどいたり、巻いたりしている時間のほうが長いです。

料理人にとっては、出したら、すぐ食べてもらうのが、一番おいしい状態で食べてもらうことなのです。

お寿司屋さんでは、目の前に置かれて10秒たって食べなかったら、権利放棄と見なして、隣の人が食べてもいい、というルールにするべきです。

料理をつくる人は、ベストな状態になるように苦労して、お客さんの目の前に料理を出しているのです。

すぐ食べるのが、一番おいしく、作ってくれた人への最大の賛辞なのです。

そして、次回から、どうせあの人はすぐ食べてくれないからと、料理人が一生懸命つくってくれなくなってしまいます。

すぐ食べることで、料理人は、また腕を振るっておいしいものをつくってくれるようになるのです。

うんちくを語るのは後でいいから、とにかくまず食べましょう。





【明日のために】出された料理は、5秒以内に食べよう。






※その通りですね〜。同感です。

私自身、出して頂いた料理を、すぐに口に運んでいるか・・・微妙です。

ビールをつぎに回るのも大切なのかもしれないけれど、もっと大切なことに気づかせてくれた、この文章でした。
  


Posted by makishing at 04:06Comments(2)