2012年07月07日
《練習はウソをつかない本当の意味》
今日は、奥村幸治氏の『夢を夢で終わらせたくない』(出版NPO法人ベースボールスピリッツ)の中より《9.練習はウソをつかない本当の意味》を、御紹介致します。
《9.練習はウソをつかない本当の意味》
「練習はウソをつかない」という言葉もある通り、よく練習をしている選手は、試合で結果を出す確率も高い。ただ、ここで言う練習は、単に一生懸命さや練習量のことだけではないでしょう。問題はいかに内容の濃い練習をしているか、です。
同じメニューを与えて、同じ時間だけ練習をしても成果は選手によって差が出ます。以前、宝塚(少年野球チーム)で4番を打っていた選手で、常に課題を持って練習に取り組む子供がいました。例えば、ティーバッティングで20秒連続の早打ちを繰り返すメニューがあったとします。ここで他の選手はメニュー通りに打つ中、その選手だけはインコースやアウトコースにトスを上げるよう要求して打っていました。少しでもプラスαの要素を取り入れようとしていたわけです。
あくまで一つの例ですが、常に工夫の精神を持ち、練習のための練習ではなく、試合のための練習をしようとする選手は大きく伸びます。こういった選手は試合の中でも考えを持って打席に立ち、またその結果を受けて次の打席に入れる。毎日同じメニューの練習をし、同じだけの試合を経験していったとしても、こういった選手と他の選手の間には1年も経てば大きな差が生まれているのは間違いありません。
一生懸命練習することも、しっかり時間をかけて練習することも大切です。でも、その中でもう一歩先の意識を持ち、中身のある練習をすること。ここを実践できて初めて「練習はウソをつかない」という言葉が生きてくるのです。
※なかなか、誰もが持てるわけではない“もう一歩先の意識”ですね。
『練習のための練習』・・・してる人は、意外と気がつかずにしているかも、しれないですね。
Posted by makishing at
06:01
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