2012年08月06日

氷河期を生き抜く大学選び




今日は、読売ファミリー7月4日号より『氷河期を生き抜く大学選び』を要約して紹介致します。




「大学全入時代」といわれていますが、長引く不況で大学を卒業したからといって希望者全員が就職できるとは限らないのが、現状です。そこで大切なのが学部選び。子どもの個性を伸ばしながら、我が子が就職で優位に立てるポイントを考えてみました。




《学部の特色 見極めて》


博報堂教育コミュニケーション推進室が2010年にまとめた「大学に対する生活者意識調査」(有効回答3977人。首都圏・関西圏の男女18〜69歳)の中で、高校生の子を持つ親世代が大学を評価する際に重視する点は「進路/就職支援の面倒見がよい」が48%で1位、「卒業生が社会で多く活躍している」「研究力の高い分野がある」などが続きます。今や大学の役割は「教育」「研究」に加え、「就職支援」が重要なポイントになっています。




《資格系高い人気》


大学受験やオープンキャンパスに関する講演などで活躍する、代々木ゼミナール講師の吉田敦彦さんは「2008年のリーマン・ショック以降、学生の就職難に加えて親の経済状況が厳しくなり、進学先選びは将来の就職を見据えて、より現実的になっています」と話します。

有意義な授業をしていても就職に結びつきにくい学部もあり、就職率の高い、実学の工学系、薬学部や看護などの医療系、栄養士の資格が取れる食物栄養素などの資格系学科が依然として人気を集めています。取得できる資格は大学によって変わってくるので、事前の下調べが重要です。




《オープンキャンパスで確認を》


情報が簡単に入手できるネット時代でも、実際の就職状況や留年率など、本当に知りたい情報は引き出しにくく、吉田さんは「どんな資格が取得できて、就職に関してどう有利なのかは大学の進学担当者と直接話すことが大切です」と強調します。

「ここ4〜5年で、就職説明会やオープンキャンパスに親子で参加することは全く珍しくなくなりました。親子一緒に情報収集し、オープンキャンパスで知りたい内容の確認を」と話します。

自分の個性を伸ばし、社会で役立つスキルを身につけられる場かどうかを見極めるには、実際に公開授業を聴講するなど、積極的にアプローチする姿勢が重要です。






※大学に入れて、卒業できても、その先を考えると・・・不安が多い時代になってしまいました。

リーマンショックは、ここにも爪痕を残しています。

ただ、大学に通う学生の‘本気度’は、格段に上がることには、違いないですね。
  


Posted by makishing at 06:34Comments(0)