2012年09月06日
使ってはいけない言葉や伝わらない言葉
今日は、4月5日と5月25日に引き続き、『人と話すのが好きになる本』(風詠社、森田実知夫とその仲間達著)より《使ってはいけない言葉、相手に伝わらない言葉》をいくつか、要約して紹介致します。
会話の中で使ってはいけない言葉があります。
?相手が理解できない言葉
?相手が不快に思う言葉
?相手の自尊心を傷つける言葉
?相手の存在自体を否定する言葉
?相手を中傷する言葉
なぜかというと、相手に伝わらない、好意を持ってもらえない、さらには相手を不愉快にさせるからです。気にせず使っている人が案外多いようです。関係を悪化させる言葉は、絶対に使ってはいけません。
◆カタカナ語・外国語
テレビや新聞、インターネットで毎日たくさんの情報が発信されています。カタカナ語・外国語も受け手を選ばず飛び交います。
ほとんどの人は正確な意味を理解せずに使ったり聞いたりしているのではないでしょうか。
日立のテレビCMでは、俳優の佐藤浩市さんが『クラウド』と聞いて、知ったかぶりしているところを面白く表現しています。このCMにまんまと乗せられて『クラウド』を調べた人はたくさんいるはずです。
★ポイント・・・「カタカナ語や外国語は、知らない人が多い」と思った方がいいですね。多用しないようにしましょう。
◆専門用語
専門用語を使うと、慣れた人や専門家の間では会話がスムーズに進行しますが、専門用語は知らない人が多いので、分かりやすい言葉で話すのが大切です。
IT関係の専門用語は特に難しく、その認知度も低いです。しかし、この業界人は専門用語を並べることで、さっぱり理解できません。
知識のない素人に専門用語を並べ立てる悪質な業者がいます。相手を混乱させるのが目的です。気をつけましょう。
★ポイント・・・専門用語は知らない人が多いので、できるだけ分かりやすい言葉を使うようにしましょう。
◆業界用語・社内用語
業界用語とは、同じ職業の集団等で用いられる単語や言葉のことで、広く一般には通じない言葉のことです。
テレビ・マスコミの影響から、こうした限定的言葉が一部市民権を得て日常語になっている例もあり、医療の「オペ」や警察関係の「デカ・ホシ・ヤマ」は、よく知られています。
「シースー」は寿司を逆さ読みする放送業界用語。鮨屋さんの業界用語の「むらさき(醤油)」「あがり(お茶)」「おてもと(お箸)」「おあいそ(お勘定)」など、得意げに使うのは、野暮でかっこ悪いので、注意しましょう。
★ポイント・・・自分を『できる人』に見せたいが為に、業界用語や専門用語を使う人がいます。相手に合わせた分かりやすい言葉で話しましょう。
◆流行語・若者言葉・バイト言葉
使ってほしくない言葉に、流行語や若者言葉、そしてファミリーレストランやコンビニエンスストアでよく使われている通称ファミコン言葉があります。
使う人が多数なら通常の言葉として認められる多数決の時代で、ファミコン言葉も例外ではありません。人によっては不快に感じる人もいますので、充分気をつけたいものです。
若者が使う言葉は、テレビなどから影響を受けています。人気タレントの使う言葉に中高生は敏感に反応し、使い始めたりします。それが彼らの時流に乗ることなのかもしれません。
★ポイント・・・トレンド的な表現をするのがスマートであると考えるのは間違いです。
◆大名言葉
大名言葉は、上司が部下に使ったり、年配者が若者に使ったりする言葉です。「ご苦労様でした」「お世話様でした」などがあります。
新入社員が上司に向かって「ご苦労様でした」という場面をよく見かけます。この「ご苦労様でした」という言葉は、部下などに使う労いの言葉であり、目上の人に使う言葉ではありません。
★ポイント・・・大名言葉を使って気を悪くする人もいます。上司や年配者には「ご苦労様でした」より「お疲れ様でした」を使うようにしましょう。
※さて、沢山出てきましたね。
如何でしたでしょうか?
本文中には、事例も載っていましたが、ちゃんとしゃべっていると自覚しているつもりでも、違っていたりしていました。
使ってはいけない5つのポイント・・・心の中に携えていきたいと思います。
Posted by makishing at
06:01
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