2012年10月07日

‘価格の法則’何号室がトク?



今日は、リクルートの不動産用フリーペーパー『スーモ』10月2日号より《新築マンション何号室がトク?価格の法則》のポイントのところを一部削除して、紹介致します。(アドバイザー:住宅ジャーナリスト小菊豊久さん)




☆価格決定の法則をヒントに“したい暮らし”を考える・・・「例えば一般的に南向きは人気が高いため価格も高い。でも、仮に“したい暮らし”に日当たりの良さが含まれていなければ、東向きや北向き住戸もターゲットになる。当然価格は南向きより安く、それがあなたにとってのおトクな住戸というわけです」。まずは価格が決められる法則をふまえながら、住まいに求める条件を比較検討しよう。



☆家族構成、暮らし方などで理想の階数は異なる・・・通常は階数の高さに比例して眺望や日当たりは良くなり、価格は上がる。しかし、低階層もオススメだ。「最近では一階に住戸がない物件も増えており、その場合は二階が最安値の価格帯になります。また、高台なら低階層でも眺望がいい場合も。実際の眺望をシミュレーションできるモデルルームも増えているので確認を」。



☆南向きは人気だが、ほかの方角にもメリットが・・・日本人に根強い“南向き信仰”だが、南以外の方角にも見逃せないメリットがある。「北向きは安いだけでなく、高階層なら光が回り込んで意外に室内は明るい。東向きは午後に日が差さないぶん、夏に冷房費を節約できる。西向きは夏の西日で室内が暑くなる印象があるが、最近の新築は断熱性に優れていて実はそれほどでもないという声もあります」。



☆「角」より「中」のほうが価格の面でおトクに・・・「角住戸は、採光、風通しがよいほか、共用廊下の端に位置するため、他人が玄関前を通り過ぎることがなく、プライバシーが確保しやすいことなどメリットが多いぶん、価格は中住戸より高め」。角住戸のデメリットとしては窓が多いぶん家具が置きづらいことがあるが「腰くらいまでの高さが壁でそこから上が窓の腰高窓なら、背の低い家具が置けます」。



◎まとめ・・・何を優先するかで、おトクな家は十人十色

多くの人が良いと感じる人気の住まいが、必ずしもあなたの理想とする生活と一致するとは限らない。世間に流されず自分たちが住まいに何を求めるかをハッキリさせて、デメリットとは思えない理由で価格が下がっている住戸を探そう。それがあなたにとってのおトクな住戸だ。





※これまでの‘良い住戸’の概念を一掃し、『自分たちにとって』をフォーカスしたら、それで良いということだと、解釈しました。
  


Posted by makishing at 07:38Comments(2)