2012年10月18日

土踏まずのメカニズム



今日は、履き物について仕事をされておられる方のホームページから《土踏まずのメカニズム》より、一部分を紹介致します。




『健康を足元から考える会』という講義に来て頂いた115人のうち108人の方が、講義前に答えて頂いたアンケートの一部で「土踏まずは、歩いたり走ったりした時の衝撃を吸収するクッションのような役割」と回答されました。

衝撃吸収は土踏まずの役割の一つであって、それだけではありません。土踏まずには体のバランスをとるセンサーの役割という、あまり知られていない、とても大切な役割があるのです。

体のバランスをとる土踏まずは、2本足という、とても不安定な姿勢(例:2本足のハシゴはそれだけでは立てることができない)で、歩くことのできない赤ちゃんには土踏まずがありません。

ちなみに、土踏まずの無いサルやオラウータンも、たまに2本足で歩きますが、それは腰を落としたり膝を曲げて体のバランスをとっているからであって、人間のようにスッと立って歩くことはできません。

あなたは、土踏まずが人間にしか無いことを、知っていますか?土踏まずは片足に3つあるってことを、知っていますか?

足の裏には実は3本の土踏まずがあります。親指からカカト・小指からカカト・親指から小指にかけての3本です。それぞれの土踏まずにはそれぞれの役割があり、どれ一つ欠けても上手く歩いたり、走ったり、立ったりできないのです。

筋肉の制御をして、バランスを保つためのセンサーの役割をしているのが、3つの土踏まずなのです。

親指からカカトにかけての土踏まずは、体の左右の揺れを制御しています。小指からカカトにかけての土踏まずは、体をひねったりする時の制御をしています。親指から小指にかけての土踏まずは、体の前後の揺れを制御しています。

3つの土踏まずがあるお陰で、私たち人間は腕や膝を使ってバランスを取らなくても立っていられるのです。

土踏まずは、私たち人間がサルから進化し、文明を手に入れ発展させてきた要なのです。





※人間が2本足で歩く姿・・・そもそも、不安定な物事なのですね!

腰痛などを引き起こす原因は、この‘そもそもの2本足歩行’が起因しているとも、言われています。

勉強に、なりました。
  


Posted by makishing at 07:07Comments(2)