2012年11月06日

改めて『インフルエンザとは?』



そろそろ、インフルエンザが心配な季節だと思っていたら、子供のプリント《ほけんだより》に、詳しく載っていました。紹介致します。




▼インフルエンザとは▼


インフルエンザとはインフルエンザウイルスによる急性感染症の一種で、発病すると高熱、筋肉痛などを伴う感冒様症状があらわれる。急性脳症や二次感染により、死亡することもある。

◆概要・・・インフルエンザの流行は、通常11月下旬から12月上旬に発生し、12月下旬に小流行があり、翌年1〜3月頃にピークを迎えるパターンである。

◆症状・・・普通の感冒とは異なり、比較的急速に出現する悪寒、発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛を特徴とし、咽頭痛、鼻汁、鼻閉、咳、痰などの症状を伴う。また、胃腸症状を伴う場合もある。

合併症として肺炎とインフルエンザ脳症がある。感染経路は咳・くしゃみなどによる飛沫感染が主である。一般的には経口・経鼻で呼吸器系に感染する。潜伏期間は通常1〜2日であるが、最大7日までである。

他人への感染期間は発症の前日から解熱してから2日後までであるため解熱してから2日経つまでは通学は控える。A型インフルエンザは特に感染力が強く、症状も重篤になる傾向がある。

◆予防・・・一般的な予防方法は、日常生活上の注意と予防接種である。予防には患者のマスク着用が有用であるが、形状や機能性などによっては完全に防げない場合もある。

マスクのみでは飛沫核の感染や接触感染を防ぐことができないため、手洗い・うがいなどの対策も必要である。その他の予防対策としては、換気をこまめに行う。部屋の加湿を行い湿度を保つ。

感染者が使用した鼻紙やマスクは廃棄する。感染者の触れた物を消毒する。

◆検査方法・・・診断が可能な迅速検査キットが普及している。ただし、発症後24時間以内はウイルス量が少ないため陽性と判定されないことがある。発症後2日目が最も陽性率が高いとされている。

◆治療方法・・・抗インフルエンザ薬として「タミフル」「イナビル」「リレンザ」「シンメトレル」が使用される。ただし、発症後48時間以内の投与開始が必要である。また対症療法としては、暖かい場所で安静にして、水分を十分に摂る。空気の乾燥に気をつける。インフルエンザウイルスは熱に弱いので、微熱は下げる必要はなく、高熱時のみ解熱剤を使用する。小児に使用できる解熱薬剤はアセトアミノフェンに限られる。非ステロイド性抗炎症薬は15歳未満の小児に対して原則使用が禁止されている。食事が摂取できないなどの場合は補液が必要となる。





※「インフルエンザ」という言葉、知らない人はいないと思いますが、ここまで詳しくご存知でしたか?!

これから、本格的シーズンに入ります。まずは、しっかり食事して、うがい・手洗いから励行しましょう。
  


Posted by makishing at 06:45Comments(2)