2013年02月17日
香川真司選手の“活躍度合い”
今日は、雑誌『ベスト・ギア』12月号の中の《サッカー日本代表Q&A》の一番トップに載っていた質問からです。
答える人:サッカージャーナリストの田邊雅之氏
Q:クラブチームでの輝きに比べると香川真司選手が活躍していないように見えるのはなぜ?
A:香川真司がクラブチームで、トップ下として活躍しているのはご承知の通り。能力的に見ても、彼はトップ下の方が適性が高い。
だが代表ではトップ下に本田圭佑が起用されているため、香川はサイドに回る形になっている。サイドでプレイすれば、ゴール前で決定的な仕事をする機会はどうしても減ってしまうし、守備の負担が大きくなるのも事実だ。
だが、これはやむを得ない側面もある。香川がトップ下で輝くためには、チーム全体として質の高いコンビプレイができていることが条件になる。だが代表では練習の時間が限られているため、ベーシックな戦術を採用しなければならないことが多いからだ。
また代表の場合は、適性を見極めて選手を配置するというよりは、どうしても能力の高い人材を詰め込もうという発想になりがちだ。この結果、香川も窮屈なプレイを余儀なくされているのが、代表における現状だろう。
※プロサッカー界の“台所事情”を、垣間見たように、思います。
このような状況は、もうすぐ始まる、ワールド・ベースボール・クラシックにも、見られるかもしれないです。
Posted by makishing at
08:24
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