2013年03月29日

時計遺伝子


今日は、ある方からのメルマガより、紹介致します。




《時計遺伝子》



毎朝自然と同じ時間に目が覚める。お昼になるとぐぅとお腹がなる。これらいわゆる体内時計に起因する体の働きには、時間に関係する“時計遺伝子”が大きく影響しています。なんと私たちが持つ約60兆個ある細胞ひとつひとつにこの時計遺伝子が存在しているのです。そして、まるで設定時間に合わせて時計が鳴るように、機能、血圧、体温など細胞の活動をコントロールしています。体の機能は朝昼晩と時刻により大きく変化しており、体調や病気の治療などに対して、この時計遺伝子を正常に働かせることが大きな役割を果たすとわかってきました。



 例えば、食べ物。時計遺伝子の働きによる生態リズムの視点から考えられた栄養学を時間栄養学といいます。食べた物の総エネルギー(カロリー)からでなく、時間栄養学によると食べる時間や朝昼晩の食事の比率などが健康面やダイエットに影響を与えるとのこと。体の中は24時間動き続けているように思いますが、内臓にもそれぞれ活発に活動する時間帯と、動きを最小限にし休息する時間帯が存在しています。実際の私たちの行動がその動きから外れると臓器にストレスがかかり、動脈硬化や肥満、コレステロール高など様々な疾患に繋がるのです。よく言われる「夜食べると太る」も、夜間に時計遺伝子が作用し脂肪を溜め込む働きをすることに起因しているのです。



そして、この時計遺伝子の研究によって、画期的な成果を上げているのが時間治療と呼ばれる分野です。時間治療とは、治療に用いる薬は従来と全く同じで、投薬時間を変えるだけなのですが、これまでリウマチの痛みや喘息の緩和、がん患者の生存期間延長など様々な効果例が出ているのです。また、海外ではより簡単に時間治療が受けられる技術が開発されています。パリ郊外の病院には、抗がん剤の効果が最も高い時間に自動で薬を投入してくれる時間治療のために開発された装置“クロノポンプ”が導入され、この病院で約3千人の患者に利用されています。クロノポンプに関しては未だ厚生労働省未承認なのが現実です。しかし、時間治療の基礎研究や臨床研究は日々行われており、有効な治療法としての確立もそう遠い未来の話ではないのです。



この時計遺伝子は、単に医療分野だけでなく、私たちの日常生活に関わってくる重要性を持っています。時計遺伝子は、毎朝時計の針をスタートさせます。脳の中にある時計遺伝子は朝日を浴びること、内臓の時計遺伝子は朝食を取ることでリセットされているのです。朝きちんと起きて朝食を取る、そこから始める一日がどれ程体にとって良い影響を与えるのか改めて考えさせられますね。





※時計がセットされている人間の身体が、自ら治そうとしているのが、素晴らしい物事です。

自然の流れに沿った治療・処置をしていくことが、健康体に引き戻す、未来の方法なのかも、しれませんね。
  


Posted by makishing at 07:13Comments(2)