2013年04月05日

将棋の格言を経営に例える



今日は、毎月一回参加している朝会で頂いた資料(講師の方が定期的に発行されているニュースレター)の中から《将棋の格言》を紹介致します。





《将棋の格言》


「歩のない将棋は負け将棋」


歩は、最も地味で価値が低い駒です。一歩しか前に進めませんが、相手陣地に入ると八方向に進める「と金」へと昇格します。盤上にある駒を手持ちにすることが序盤のミッションとなり、歩を「と金」へ昇格させると有利に局勢を支配できます。大きくは、守りの歩と攻めの歩とで役割は二分されますが、中盤以降は特に、手持ちの歩が無くならないように注意を要します。歩切れの状態が、歩のない将棋は負け将棋に該当します。

この格言を経営に例えると、社員を教育して幹部に仕上げていく概念と共鳴します。個人の性質を見極めて、適材適所に配置できれば、ある程度の育成は出来たも同然でしょう。一方で、その時点で常に年齢のバランスが重要となります。育てるべき人材が無ければ、中長期的には負け戦となります。すなわち、一兵卒がいてこそ戦略が成り立つというわけです。

全ての人には役割が有ります。一社員が活躍できる舞台作りが重要ですし、「歩のある」将棋は勝ち将棋となります。勝てるビジネスの仕組みは、歩(社員)を生かす組織作りから始まるのです。

(さすらいの自由人)





※見事な例えです。

強い組織づくりは、将棋における戦略・戦術になぞらえて考えると、解りやすいですね。

歩以外の駒の特性も、従業員の方々の一長一短と同じですね。
  


Posted by makishing at 06:44Comments(2)