2013年04月08日
同調行動の恐ろしさを実証する実験
今日は、『図解ウマが合う人、合わない人』(PHP研究所)より《嫌いな相手とこそ議論しよう》の一部分を、紹介致します。
組織にとって、同調はもちろん必要なものであるが、その恐ろしさを実証したものとして、「アッシュの実験」が有名である。
紙に書いた複数の直線の長さを比較して、同じ長さのものを当てさせるという実験で、一人だけで回答した場合は正解率が99%にのぼるほど簡単な問題である。
しかし、わざと誤答をする六人のサクラを交えて順々に答えを言わせるやり方をとる。
すると、ほとんど間違えるはずのない被験者が、サクラの答えにつられて誤答をしてしまう。このような条件で正しい答えを主張できた人はわずか24%にしかならなかったという。
この実験の被験者はサクラと面識があったわけではない。にもかかわらず、このような同調行動をとってしまう。
職場のようなお互い顔見知りといった関係では、相手に気をつかって同調の傾向はますます強まるはずである。
他人に合わせてしまうということが、いかに危険なことか。
※人間は、良きにつけ、悪しきにつけ、影響を受け合っているのですね。
自分自身を、どの程度持ち、信じるか・・・過信はいけませんが、振り回されるのも、いけないですね。
Posted by makishing at
06:16
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