2013年06月24日

真剣に対処したら売れた“ガリガリ君”


今日は『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!?会社伝説』(斎藤一真とデータタンク著、ワンツーマガジン社)から《わずか60円の商品。だが、真剣に対処したからこそ売れた「ガリガリ君」》を紹介致します。





1981年に発売されて以来、常に日本のアイスキャンディーの売り上げ上位を独占し続けているのが「ガリガリ君」だ。1本60円という低価格だが、1日あたりの製造本数はなんと約100万本。年間では2億5500万本に達するというから、販売価格の総計は年間150億円以上!

だが、「ガリガリ君」にも冬の時代があった。1998年頃から売り上げが頭打ちになったのだ。その理由を調査したところ、「ガリガリ君のキャラクターが汗くさそう、田舎臭い」という意見が続出。そこで、2000年にガリガリ君のキャラクターをアニメ風に変更した。すると、年間売り上げが初めて1億本をを突破したという。

ほかにも合成着色料使用の禁止、低カロリー化、氷の粒を小さくしてソフトな食感に変更などの改良を常に行い、売り上げを伸ばしていった。「たかが60円」と馬鹿にしてはならない。「されど60円」という気持ちが、ガリガリ君をベストセラー商品にしたのだろう。





※まず驚いたのが、ガリガリ君が32歳になる歴史がある、ということでした。

そして、売れない冬の時代があったのも、知りませんでした。

やはり、ベストセラーには紆余曲折があっての今があるのですね。

スカッとしない天気が、全国的に続いているようですが、ガリガリ君をかじりながら、暑さを乗り切る日差しを恋しくなっているのは、私だけでしょうか。
  


Posted by makishing at 06:29Comments(4)