2013年08月16日

貨幣の信用


今日は、娘の参考書『現代文キーワード読解』(Z会出版)より経済論の単元の中の【貨幣の信用】を紹介致します。





【貨幣の信用】


貨幣制度は、その制度に対する信頼がなければ成立しない。現在の貨幣は知っての通り、単なる「紙」「金属片」である。日本の貨幣についていえば、もちろん、それは「日本」という国家がつくっているから信用があるが、もし日本という国家が消滅したら、その瞬間から「円」はただの紙になる。

このような視点に立つと、「カネこそすべて」と錯覚するほど強固な貨幣制度も、一つの約束事でしかないことがわかる。にもかかわらず、現実には多くの人びとが、貨幣そのものが至上の価値を持っていると考え、貨幣を獲得することに価値を見出している。それは、「貨幣こそが万能であり最高の価値を持つものだ」というある意味で倒錯した思いであり、これを貨幣の物神化という。





※“貨幣(お金)を学習する”という視点で捉えた解説文です。

賛否両論あるかもしれませんが、こうしたモノの考え方も、ある意味必要なのかもしれないです。

皆様は、どのようにお考えに、なりますか?
  


Posted by makishing at 05:10Comments(2)