2013年09月07日

市場原理主義


今日は、娘の参考書『現代文キーワード読解』(Z会出版)より経済論の単元の中の【市場原理主義】を紹介致します。





【市場原理主義】


市場をメカニズムに任せれば何でもうまくいくという考え方を「市場原理主義」という。日本では、いままで国家による経済規制や、国家による独占事業が多すぎたため、経済競争が不活発だったり、官僚・政治家の汚職などが行われたりして国民の利益が損なわれてきた。

最近ではこうした反省から、「官から民へ」を合言葉に、いままで国家が行ってきたことを、民間にできることは民間に任せて、できるだけ市場メカニズムの中で行わせる方向に動きつつある。日本で市場原理主義のような考え方が強まっているのには、こうした背景がある。

しかし、ゆきすぎた市場原理主義は、経済的な弱肉強食の社会をまねいてしまう。格差の拡大は社会不安の温床にもなることから、市場原理主義を強者の思想と批判する論者もいる。





※市場の臭いを嗅ぐことは、とても大切だと思います。

その原理に合わせるあまり、過激な競争になった場合は、弊害をもたらしかねません。

言葉通り『市場の原理原則に則って、何が一番良いか』を考え、実行することなんだと思います。
  


Posted by makishing at 06:19Comments(2)