2013年09月18日

『何をやっても良い。但し、責任を持て。』


今日は、以前勤めていた会社の社内勉強用に頂いた書籍「トヨタウェイのルーツ」から紹介致します。





☆何をやっても良い。
☆但し、責任を持て。

豊田喜一郎





自己のプロ領域の業務には、自律的に、全力で取組み、やるべきことをやり、実施結果には責任を負う。





◎解説


「G型自動織機」を軌道に乗せた喜一郎は、次いで紡績機械の開発に取りかかり、最初に手がけたハイドラフト精紡機は、その高性能と適切な価格により、輸入ハイドラフト精紡機を駆逐していった。

紡機進出の成功は、発足したばかりの豊田自動織機製作所の経営基盤を強化すると同時に、より高精度な製造技術の獲得につながり、その後の自動車事業進出の技術的基礎を作る事になった。



「何をやっても良い・・・」とは、当時の若手技術者に対し、喜一郎が常に言っていた言葉であるが、斎藤尚一(昭和10年入社、当社元会長)は「高価な測定機を買っても良いから、使いこなすようになれ、途中で使わないようになってはいけないと念を押されるので、結果として責任を持って使わざるを得なかった。」と思い出を語っている。





※永きに渡り、素晴らしい実績を出している企業の、歴史の1ページを、覗かせて頂いております。

失敗が許されない中での‘心地良い緊張感’が、後々の大成功を示唆しているように思います。
  


Posted by makishing at 05:44Comments(2)