2013年11月04日

「後医は名医」


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガからです(一部、表現を替えています)。





「後医は名医」



「ドクターG」金曜日の夜10時。NHKです。

8月2日の番組で、最後にドクターGが言っていた
「後医は名医」

という言葉だけが記憶に残っています。

ここから妄想を膨らませますので、しばしお付き合いください。



「患者さんがいくつかの病院にかかった場合、
 後で診察した医師ほど正確な診断に至りやすい、と言う意味です。」

○ 時間が経過して、症状が出そろったときに初めて、正確な診断に至ることが出来る。
○ また、病状の経過、流れを知ることが出来るため、
○ 後で診察する医師ほど正確な診断に至る可能性が高くなるのです

意地悪く言えば、後出しじゃんけんなんですって。


先に診察した医者(前医)で治らなかったから次の医者(後医)にかかるわけで、
後医は少なくとも前医の診断内容が情報として与えられるわけです。

だから、後医の方が正しい診断をできる確率が高いのは当然。

時間がたてば症状も進行しているので、
そういう意味でも後医の方が有利なわけですね。




後医のような仕事をしたことありませんか?

「あそこに頼んだんだけど、いまひとつだったからお宅に頼みたい。」


私も経験があります。

● パソコンソフトを買ったんだけど、使い方がわからない。
● パソコンが動かない、動作が遅い。


そしてこういったケースでは、
お客様からは前医に対する「ひとこと」を聞かされることが多いです。
ついつい文句を言いたくなるんでしょうね。

肝心なのはそれを聞いた後医の方。

ついつい調子を合わせてしまいそうになりますが、
同調してはいけないんでしょうね。




後医は後出しじゃんけんなんだから、ただ勝てばいいと思うんです。
お客様の不満がはっきりしているから声がかかったわけです。

「あいつ、パーを出すなんて馬鹿ですよね」
なんていう必要がないということですね。


「当時はパーがはやっていたから、パーを出したんだと思います。
 今はチョキがお勧めなので、当社はチョキを出しますね。」

相手を下げて自らを高く見せるのではなく、
相手を持ち上げつつ自らはその上である。

そんなふうに心がけています。





※このような経験、ありますね。

依頼した経験、依頼された経験。私はどちらもあります。

‘後医’という立場にあるとかではなく、自分以外を下に見ることは、良くないですね。
  


Posted by makishing at 05:58Comments(2)