2014年04月10日
「決断」と「意思決定」の違い
今日は、いつも楽しく拝読しているメルマガからです。
【「決断」と「意思決定」の違い】
私は、「決断」と「意思決定」は明確に分けて
おります。
他人に権限移譲できるのが、「意思決定」です。
これに対して、他人に権限移譲できないものは、「決断」です。
巨大工場の生産計画立案などは、まさに「意思決定」です。
人間が何時間もかけて作るようなことを、コンピュータは短時間で正確にやり遂げてくれます。
人間が「決断」するのです。人間にしかできません。
コンピュータは「意思決定」しかしません。
この違いは、将棋のプロ棋士とコンピュータソフトが対戦する「電脳戦」を見ているとはっきりとわかります。
コンピュータは、過去の経験に基づいた「最適解」を見つけようとします。
局面が膠着状態になると、じっと待ちます。ミスしないようにするのです。
これに対し、人間は局面を打開しようとします。新しい手を探し出し、考え、決断します。
不利になるかもしれないのですが、新たな道筋を考え出す、その方向に一歩を踏み出すことを決断するのは、人間だからこそです。
「意思決定」は、過去の経験や業務手順、プログラムを準備することで、他人やコンピュータに委任することが出来ます。
しかし、決断はあなた自身にしかできません。代わってくれません。
人生で大切な、結婚や就職、家を買うこと。
仕事上で大切な、職責に応じた決断を行うこと。
これまでの前例が通用しにくくなった現代社会だからこそ、人間が行う決断の重みが増してきているのです。
※『意思決定と決断の違い』が、とてもわかりやすく解説されています。
コンピュータでなく人間である私たちは、自分自身が新しい道として決めることができる『決断力』を育てていきましょう。
Posted by makishing at
06:11
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