2015年12月10日

信号機はなぜ、赤、黄、青なの?


今日は、今年の8月5日に初めて出させて頂いた本『子ども「なんで?」に答えます!』(発行・発売:(株)アントレックス)の中から【信号機はなぜ、赤、黄、青なの?】を紹介致します。





【信号機はなぜ、赤、黄、青なの?】



A:いろいろな説がありますが、見やすい色、脳にすばやく伝わる色だから、この三色が選ばれたようです。



なぜ赤、黄、青になったのか、はっきりしたことはわかっていません。

最初の信号は赤と白だったといわれています。約170年前にイギリスの鉄道会社がつけたものでした。信号として見やすい色の実験をしたところ、白、赤、緑、青の順で見やすいことがわかり、色が決まったそうです。

しかし、電灯の発達によって、白は街路灯と区別がつきにくくなり、いつしか緑色に変えられました。その後、1918年に世界初の電気式信号機がアメリカのニューヨークに設置されましたが、このときはすでに、赤、黄、青でした。

ちなみに現在、信号機の赤、黄、青は世界共通です。赤、黄、青は色の三原色であり、パッと見てわかる色なので、自然とこの三色になったのかもしれませんね。

私たちは色を見ると、目の網膜にある視細ぼうから脳へと、情報が伝わります。その速度が、三色の中で最も早いのが赤です。そこで危険を知らせる「止まれ」の色として、赤がふさわしいとされているのでしょう。

ところで、日本の青信号は、実際は緑っぽいのに、なぜ青信号と呼ぶのでしょうか。日本では昔から、青菜、青りんごなど、緑色のものを「青」と呼ぶ習慣があり、それと関係があるようです。

最近は、発光ダイオード(LED)の信号機の設置が進められています。これまでの信号機よりも電力が少なくてすみ、夕日の中でもまぶしくありません。





※「へぇ〜!知らなかったー!」と思われた方は、少なくないように、思います。

信号機にも、歴史と理由がありました。
  


Posted by makishing at 05:57Comments(0)