2016年01月09日

人によって定義が違う“言葉”


今日は、いつも勉強させて頂いている、コンサルタント向けのメルマガから【想いを持って伝えます】(ブログテーマ:人によって定義が違う“言葉”)の一部分を、紹介致します。





お正月の箱根駅伝が代表例ですが、
年末年始って妙にスポーツが多いですよね?
特に大学生の試合。
なんでなんですかね?

年末に試合全部終わらせて
正月くらいゆっくりしたら??
って思うんですが…

それにふと気付いたとき、
体育会系用語の話を思い出しました。

体育会系用語って、私の造語なんですが、
例えば、こんな言葉です。
努力する、頑張る、レベルアップする、
改善する、気持ちを強く…
そして、今回のメルマガタイトルにもある
「想い」って言葉。

高校とか大学の体育会系の部活で、
こういう言葉使われているイメージありません?

こういう体育会系用語って
話していて気持ちいいんですが
少なくともコンサル業、先生業は
使ってはいけません。

なぜなら人によって定義が曖昧だから。

例えば、「努力する」って、
寝ずに働くことと思う人もいれば、
やりたくないことをやること、
と定義する人もいます。

また、「改善する」と一言で言っても、
具体的にどのくらい改善すればいんでしょうか?
ビジネスであれば売上、利益を何%増やすんでしょうか?
それとも具体的に、行動を改めるんでしょうか?

そんな言葉であれば、
コンサルタントとクライアントの間に
ミスマッチは当然起こります。

全く違う人生を歩んできたわけですから、
「たこ焼き」という言葉でさえ
ミスマッチが起こります。

イメージしている丸の大きさも違うし、
タコの大きさも違います。
焼いている場面かもしれないし、
竹の皮(?)に乗ってソースも青のりも
乗っている状態を想像しているかもしれません。

全く同じ「たこ焼き」を
相手と全く同じにすることができません。

だとすると、体育会系用語は
もっともっと人によって定義にズレが生じる
ことはわかる思います。

結果、こちらがやってほしいことを
クライアントがやってくれない。
だから、成果が出ない、ということが起こります。

言葉を操る商売ですから、
言葉を大切に扱いましょう。

もし体育会系用語がわからなければ、
サッカーの本田選手のインタビューを見てください。
できれば、書き起こしてみてください。

よくわかります。
なんにも内容ありません。

別に、本田選手が悪い、なんて思いません。
彼は、指導者でなく選手です。
しかも、自分の気持ちを聞かれるインタビューですから
思いのまま答えるのが当然ですから。

でも、コンサル業、先生業では
それは許されません。
仕事の現場だけじゃなく、
普段から意識することを推奨します。





※言葉の持つ意味やイメージは、人によって違うんですね。

一言ずつの言葉を、大切にしていきたいと思います。
  


Posted by makishing at 07:29Comments(0)