2016年03月31日

腑に落ちた知識


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【腑に落ちた知識】を紹介致します。





【腑に落ちた知識】


致知出版から。

「あなたに伝えたい二つの言葉」として佐々木隆氏(ジェイティービー相談役)の話が紹介されていました。

若い時は何事も初めてで自信もなく戸惑うことも多いかもしれません。
でも、何かこれと決めたことを自分の得意にして突き詰めていくと自信にもなり、周りからも信頼されることに繋がっていくのではないかと思います。

では、佐々木氏の話をどうぞ。





いま私が若い人たちに伝えたいのは、「腑に落ちた知識は、絶対に自分を裏切らない」ということである。
二十代というのは、会社や組織の中で様々な雑用や下積みをやらされるものだ。
その時、自分にとって何が本当に必要なのか分からなくて迷ったり、自分の将来に関係あるのだろうかと疑問を感じて中途半端になる人が非常に多い。私自身がかつてそうだった。

また、若い時は研修やセミナーを受講する機会も多いだろう。
その場では納得して帰ってくるのだが、覚えているのはせいぜい一週間程度で、自分の仕事に生かせていることとなると極めて少ない。
それは結局、知識が腑に落ちていないからなのである。

では、いかにすればよいのか。
ごく些細なことでいいから、一つのことを徹底的に何か月も考えを巡らせる訓練が必要なのだと思う。
ある程度の確信を持ったら、今度はその知識を自分の言葉で人に話す。
相手の考えも聞き、さらに深める。
そのサイクルを積み重ねていく先に、間違いなく自分を裏切らない、自分を救ってくれる腑に落ちた知識の獲得がある。

ここではもう一つ、大事なことを付記しておく。それは、「現在に生きろ」ということだ。
まだ来ない明日のことを考えて不安になったり、過ぎ去った昨日のことを考えて後悔するのではなく、今日一日に集中する。
今日一日に集中し切った人、つまりいま目の前にある仕事、環境、知識を最大限生かした人が必ず成功者になるのだ。
ゆえに、いま学んでいることやいま携わっている仕事が未来の自分にとって役に立つか否かを考えるのは、全く意味がない。
いや、むしろマイナスに働くと思う。





※『その場で納得して帰っても、覚えているのは、せいぜい一週間程度』は、すごく同感しました。

知識・技術・ノウハウを自分のモノにしようと思ったら、鍛練や訓練や修練を繰り返し反復することだと、私も常々、考えております。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:19Comments(0)