2016年05月10日

ピカソ、天才の秘密


今日は、たまたま手にした案内チラシの、あべのハルカス美術館の催し『ピカソ、天才の秘密』の裏の、ピカソの説明書きを紹介致します。





パブロ・ピカソ(1881〜1973年)は、超人的な創造力で数多くの作品を生み出し、「天才」の呼び名をほしいままにした芸術家です。

ピカソは1881年、スペイン南部の町マラガに生まれ、幼い頃からスケッチを行っていたと言われています。美術教師だった父のもとで絵画修行を始め、めきめきと腕を上げたピカソは、驚異的な早熟の才を発揮していきます。

世紀の替わった1901年からは「青の時代」(1901〜2004年)と呼ばれる時期を迎え、貧しい人や身体の不自由な人など、社会的に疎外された状況に置かれている人々を、独特の青い色調によるメランコリックな雰囲気で描き出しました。その中で彼は、人間という存在そのものを深くみつめていったのです。続く「バラ色の時代」(1905〜1906年)には、ピカソの主調色は青からピンクに移るとともに、線描の質は青の時代の単純さと力強さに代わって、繊細さや優美さが顕著になってきます。

その後ピカソは20世紀最大の造形革命となるキュビスムを創始し、絵画芸術の新しい可能性を開いていきました。キュビスムは同時代や後続の芸術家たちに多大な影響を及ぼした一方で、ピカソ自身はその後も自在にスタイルを変え続け、91歳で亡くなるまでにおびただしい数の作品を生み出しました。





※先月9日から始まっている、あべのハルカス美術館の案内チラシに書かれていたパブロ・ピカソの経歴です。

その作品があまりにも有名で、作品として目にする機会が多いように思うピカソの経歴を、ここまで知りなかった(ひょっとしたら昔、学校で教わったが忘れているかも・・)ので、勉強になりました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
  


Posted by makishing at 06:32Comments(0)