2018年01月04日

祈りつなぐ『農耕儀礼』


今日は、日本農業新聞1月1日より【祈りつなぐ『農耕儀礼』】を紹介致します。

日本には、稲作にまつわる多くの儀式や行事がある。時代とともに伝承されなくなったものがある半面、家族や地域で守り継いでいるものも多い。作業の無事や農作を神に願う農耕儀礼を紹介する。




〔一年の感謝〕


田の神に一年の感謝をする。宮崎県えびの市の「田の神講」は近隣5、6戸が組となり、12月と3月に持ち回りで田の神を家に迎え、感謝と祈りをささげる。

石川県奥能登地域の「あえのこと」は、田の神をねぎらい、翌2月に田へ送り、豊作を願う。




〔神敬い、絆深める〕


農村文化に詳しい民俗学者の酒井卯作さん(92)は、「古来から日本人の生活は、稲作を中心に成り立ってきた」と説明する。

稲作は八十八の手間がかかると言われ、家族や地域住民総出で取り組む大仕事だった。その上、日照や水、風など自然から受ける影響も大きく、次第に行事や宗教的な儀式を伴うようになった。

豊作を願う神への祈りは、農作業が始まる前から行われ、種まき、田植え、防除、収穫、そして次の年の豊作祈願へと、稲の成長に合わせて、節目節目に行ってきた。地域によって時期や形は違うが、親から子へと受け継がれてきた。

「農耕儀礼は、人の力ではどうにもできないことを神に託すだけでなく、家族や地域の絆を強めるという意味合いも大きかった」酒井さん。農村の暮らしや文化を形づくる上で、果たしてきた役割は大きい。「地域のつながりが希薄になったと言われる今だからこそ、次代へつないでいってほしい」と指摘する。





※天候に大きく左右されてしまう仕事について、神様への祈りは、昔から日常的にしていく慣例行事だったのですね。

農耕民族として、日本人が神社仏閣に参拝するのも、一年間の平和で無事を願う、大事な時期です。

今日から仕事始めの方々、今年も張り切っていきましょう。
  


Posted by makishing at 07:17Comments(0)