2018年12月29日

ハサミっぽくないハサミ


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【ハサミっぽくないハサミ】を紹介致します。





【ハサミっぽくないハサミ】


紙を切ったり、袋をあけたりするのに便利な文具用のハサミ。

指を入れるための輪がある持ち手部分を開閉することで切断することが出来ます。

このハサミを携帯しやすいように小型化しようとすると指が入りにくいなど使いづいらいという欠点があります。

携帯性と使いやすさの両立をするようなハサミを開発した企業があります。

その企業は、東京都台東区のサンスター文具株式会社という会社です。

同社は、携帯に便利なスティク型のハサミを開発し、「スティッキールはさみ」という商品名で販売しています。

見た目からはハサミには見えず、ボールペンのような印象を受けます。

同社の商品サイトを記載させて頂きますので、ご覧頂ければと思います。

http://www.sun-star-st.jp/private_brand/stickyle_scissors.html

この商品が開発されたきっかけは、同社社員の企画担当者が忘年会シーズンに居酒屋で見たふとした光景でした。

この企画担当者は、レジでの支払いを待っていたところ、若い女性がクーポンを出そうとしている姿を見ました。

ハサミがないので、手でクーポンをちぎろうとしていたのですが、まごついたこともあって、恥ずかしそうに店員さんに渡している姿がありました。

一般の人は、普段からハサミを持ち歩いていませんが、このようにクーポンを切ったり、プリクラを切ったりと、様々なシーンで使える場面があると考えました。

外出先では、男性よりも女性の方が使う機会が多いと考え、女性をターゲットに商品開発をしました。

女性が普段から持っている物は化粧ポーチで、それに入れても違和感がないもの・・ということでマスカラのスティック形状をイメージしました。

従来のハサミの持ち手は収納性に適さないため、大幅に形状を変えてスティックタイプにしました。

この形にすると、輪の持ち手部分がないため、自分の手で上手く開閉することができません。

そこで、一般的なハサミと異なり、ばねを取り付けて、ばねの反発力を使って開閉することにしました。

このように従来の持ち手とは全く異なるスティック形状のハサミにすることにより、見た目もすっきりさせました。

小型化と使いやすさを両立し、ハサミらしくないデザインが注目され、2011年の販売開始後に女性を中心に売れ始めました。

今では男性女性を問わずに幅広い層から注目される商品となりました。

ハサミは、高級品もありますが、100均でもたくさん販売されていますので、これらには無かった特徴点を上手くとらえてヒットした商品ではないかと思います。





※このハサミ、知っていました。

私は普段、折り畳み式のハサミを持っていて、それを知っている周りの人から「ハサミ、貸して!」と、よく言われます。

なので、確かに日常的に需要はあります。

『こんなのあったらいいなぁ』について、アイディア性をフル回転していくと、ヒット商品が産まれるのですね。
  


Posted by makishing at 09:53Comments(2)