2020年02月28日

針と糸なしで裁ほう上手になれる商品 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【針と糸なしで裁ほう上手になれる商品】を紹介致します。





【針と糸なしで裁ほう上手になれる商品】


皆さまは、裁縫が得意でしょうか?

ちなみに私は得意ではありません…。

服のアレンジや、かばんの製作等々、裁縫が得意じゃないけど色々な物を作ってみたいという方もいるのではないかと思います。

裁縫が得意でない人に強い味方として、近年注目されている商品があります。

その商品とは、接着剤を製造販売するコニシ株式会社の「ボンド裁ほう上手」という商品です。

「ボンド」は、同社の登録商標で黄色い本体と、赤い蓋の木工用ボンドと言えば、商品をイメージできる方が多いと思います。

「ボンド裁ほう上手」は、ボンドシリーズの新しい商品です。

布の接着したい部分に塗布して貼り合わせるだけで、布製のかばん等が簡単につくれます。

洗濯やドライクリーニングが出来る点も好評です。

同商品を開発したきっかけは、幼い子供を持つ母親の「こんな商品があったらいいな」という声でした。

具体的には、「幼稚園に入る子どものために手作りのかばんや靴入れを作りたい」「だけど裁縫は苦手なので接着剤で簡単に貼り付けできないか」というユーザの声がありました。

同社は、接着剤の中で手芸用も展開していましたが、かばんを作ることは全く想定していませんでした…。

そこで、強度の面で工夫が必要と考え、同社の独自樹脂であるシリル化ウレタンを基材に新たな商品づくりが始まりました。

目標としたのは、「速乾性」「柔軟性」「耐水性」の実現。


「速乾性」
接着剤は、固まるのに時間がかかります。
これに対し、針と糸はすぐに次の工程に進めるため、乾くのに時間をかけ過ぎて針と糸に比べて劣るわけにはいかないので速乾性が重要です。


「柔軟性」
接着剤によって強度が実現できても、ごわごわすると製作物が台無しに…。そこで、繊維の風合いを保つために柔軟性もポイントになります。


「耐水性」
作られた鞄などを洗濯した後に、バラバラになってしまうと意味がないので、洗濯機を使った強度試験を何度も行い、耐水性にもこだわりました。


「速乾性」「柔軟性」「耐水性」を追求し約1年かけて完成した商品は、パッケージも従来と異なるデザイン面を重視しました。

そして、商品名を「ボンド裁ほう上手」と名付けて2012年に発売を開始しました。


<ボンド裁ほう上手>
http://www.bond.co.jp/bond/special/saihou/


針・糸がなくてもかばんが作れる!という明快な訴求が消費者に伝わり、発売から右肩上がりに売れています。

裁縫は、糸と針を使うのが当たり前という既成概念をうまく打ち破れたヒット商品ではないかと思います。





※『欲しい訴求』を見事に叶えた、画期的な商品ですね。

これからも、需要が途切れる事は、無いと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 08:12Comments(0)