2020年07月31日

夏場でも売れるお菓子 


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガから【夏場でも売れるお菓子】を紹介致します。

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【夏場でも売れるお菓子】


今年は、梅雨の時期が長いですが、そろそろ夏本番が始まりそうです。

一般的に、暑い夏場は、焼き菓子の売上が落ちてしまいます。

今日は、夏場限定で発売されている焼き菓子を紹介したいと思います。

その商品とは、三越伊勢丹グループの高品質スーパーのクイーンズ伊勢丹から発売されている「冷やしておいしいケーキ」というキャッチフレーズが付けられた商品です。

クイーンズ伊勢丹は、スーパーマーケットを展開する一方で自社工場を持って、オリジナル商品を作っています。

同社では、今まで、ピースカットケーキやマドレーヌなどのオリジナルの焼き菓子を7種類ほど作って販売してきました。

焼き菓子は夏場には売上が下がるのですが、2018年の猛暑では特に落ち込みが酷く、前年比でも20%~30%ほど落ち込むという事態に陥りました。

そこで、2019年に挽回するために夏に向けた新商品の開発に際し、今までとは異なる、新しい切り口のお菓子作りにチャレンジすることにしました。

商品開発にあたって、着目した商品は、夏場の売れ筋であるゼリーや水ようかんです。

これらの商品は、涼味がウケているため、焼き菓子も冷やして食べるという発想が面白いのではという声が社内から上がりました。

その結果、考えられたコンセプトを「冷やしておいしいケーキ」に決めました。

また、同社が調査したところ、お菓子の中でもピースカットケーキやマドレーヌのような焼き菓子は、冷やせばそれなりにしっとり感が出て美味しく感じることが分かりました。

したがって、これらのお菓子をベースに商品を改良していくことにしました。

最初に考えた改良点は、フルーツの選定です。

夏向きのフルーツとして、レモンとマンゴーを使うことにしました。

フルーツは決まったものの、いざ試作品を作って冷やして食べると、植物油脂が舌に残ることからスッキリ感が落ちてしまうことが分かりました。

フルーツごとに水分値が異なるため、フレーバーごとに原材料の配合を微妙に変えながら最適なものを探し求め、商品を完成させてました。

そして、商品名を"ほっと息ぬきTeaTime"とし、「冷やしておいしいケーキ」というキャッチフレーズにつけて2019年5月に発売開始しました。

<クイーンズ伊勢丹のオリジナル商品サイト>
https://www.im-food.co.jp/products/index4.html

「冷やしておいしいケーキ」というキャッチフレーズが秀逸で、冷蔵庫で冷やすと美味しくなるという期待感からユーザに手に取ってもらえ、メディアにも取り上げられる注目の商品となりました。

ありそうでなかった商品ですが、商品の魅力をキャッチフレーズを上手くつけることでうまく伝えることができた成功事例ではないか、と思います。





※この商品も、『こんなん欲しいを現実化した』成功例ですね。

今年の夏は、暑そうなので、ヒットしそうです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。  


Posted by makishing at 07:44Comments(0)