2009年06月23日

インドの最安車、大きな賭け!




以前、インドの経済成長の後押しを、小型自動車が進展させていると、載せています(2009年4月18日掲載)が、今回は、インドのタタ自動車の事を書かせて頂きます。





世界に衝撃を与えたインドのタタ自動車が『ナノ』と言う自動車を出した。


店頭価格は、1台11万ルピー(約22万円)。低コストと安全性の両立は、どうか。世界の自動車業界は注目している。


タタ自動車が開発に乗り出したのは、6年前。雨の日に家族4人が1台のオートバイにまたがる光景を目の当たりにした、ラタン・タタ自動車会長が、一般家庭の手に届く10万ルピー車を作ると宣言したのが、きっかけ。


インドは乗用車(四輪車)が二輪車の5分の1の二輪車王国。狙いは二輪車から四輪車への乗り換え需要にある。日産自動車は、触発され、現地資本バジャージ・オート、仏ルノーと2500ドルカー(約25万円)を2011年に発売する計画だ。


タタ自動車は、高い安全性と環境対応が実現出来たとし、欧州に11年、米国に12年以降に改良型を輸出する強気の計画だ。


しかし、1台あたりの利幅が薄く、充分な販売量を確保しないと利益には繋がらない。工場建設の遅れなどで当初1年間の生産能力は、月3000台にとどまり、購入者は抽選、当選者全員に行き渡るまで1年以上かかる見通し。


タタ自動車の『ナノ』の挑戦は、これからが正念場だ。




※これからどうなるか、注目していく必要がありますね。ラタン会長の‘10万ルピー車を作るきっかけ’が素晴らしい所と、感じております。



Posted by makishing at 06:47│Comments(4)
この記事へのコメント
お世話になります。

「大衆のために」という開発動機、最近聞かないような気がいたします。
聞いても、内心「ほんとかな~」と思ってしまうからかもしれませんが・・・

タタ自動車の会長の宣言には、寒さに震える手で醤油を賢明に移し変える母の姿をみて醤油ちゅるちゅる(灯油ポンプ)を開発した少年(ドクター中松氏)のエピソードにも似た純粋な気持ちと、強い覚悟が感じられます。
思わず応援したくなりますね。

こういう話題に触れると、目先の金を追うことがいかに浅はかであるかを思わされます。

有難うございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年06月23日 12:37
徳永光之様

訪問、ありがとうございます。

「大衆のために」・・・最終的な目線は、ここですよね。

『醤油ちゅるちゅる』と言う名前が灯油ポンプだったんですね。ドクター中松さんが、発明したのですね。
存じあげませんでした。

目先の金を追うことは、浅はかですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年06月23日 13:03
 インドの国民へ二輪車から四輪への熱い想いからの開発には頭が下がりますね。日本の自動車メーカーも「環境」をキーワードに、ハイブリット車の競争から、次は電気・電池自動車へ・・・・と流れていますね。ハイブリット車の注文が殺到していて、国民の手の届く価格になってきたことは、インドのタタ自動車と同じですね。次の車「電気・電池」の価格はまだまだ夢の車かも・・・ですが、太陽電池を取り入れ、車の燃料が太陽電池だから、夜間に充電可能になるから、自動車本体の価格は少し高めでも、後の燃料がそれこそ「タダ」同然なら・・・購入される方も多く・・・・需要は一気に広がるかもですね。
 先を見据えた投資(環境を優先)をしている、京都の電池メーカーは、この不況下でも元気一杯ですよ!
Posted by 杉山 久美子 at 2009年06月23日 14:26
杉山久美子様

訪問、ありがとうございます。関係ないですが、今、四条烏丸を走っております。人の流れが戻って来ましたね。
先を見据えた投資は、本当に大切な事ですね。京都の電池メーカーさん以外も、京都を支える素晴らしい企業さん、多いですよね。
どこまで、先を見据えるか、これがポイントですね。先に行き過ぎると、市場が受け入れませんからね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年06月23日 15:22
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