2009年07月11日

相手を気分よくさせる〔その2〕



ある本からの抜粋です。


☆相手の心をくすぐる相談ができる人とは?



仕事の事や個人的な事、わからない事や悩む事があった時には誰かに相談するが、その相手は、ある程度親しくしていて信頼のおける人だ。


よく知っている人であれば、問題の要点を説明するだけで十分だ。全く知らない人の意見や助言であってもひとつのヒントないしアイデアとして役立つ事はある。第三者の視点には客観性があるので、それだけ問題に対する視界が広くなるからだ。『井の中の蛙』的な考え方になるのを防ぐ為には、かなりの効果がある。


そうは言っても、相談は身近な人が多い筈だ。逆に言えば、相談されるのは、相手に信頼されている証拠である。仕事の事で相談を受けたら、仕事について熟知し、能力があると認められていると考えてよい。人生の事で相談を受けたら、人生経験が深く、人生航路の舵取りを上手にしてきた人だと考えられていると言う事になる。相談されたら悪い気はしない。大体において、相談に乗る事を拒否する人はいない。


相手に対しては、更に親近感を覚える結果になる。相談を持ちかけてきた相手が目下であれば、その信頼に応えるべく、一層目をかけようとする気にもなる。『親分気取り』とも言うべき、積極的に面倒を見てやろうとする気持ちになるかもしれない。


相談する時は、周囲の人にむやみやたらにアプローチをしない事である。大勢の人に相談をしたのでは、単に多くの意見を集めたに過ぎず、アンケートをとっているのと同じである。それでは、親身になって相談に乗ってくれる人はいなくなる。相談相手に対しては、自分の個人的な情報を提供し、打ち明け話をした上で助言を乞うと言う姿勢でないと、人間的な反応は返って来ない。




※昔、私は、むやみやたらに相談を持ちかけ、大失敗した経験があります。‘付かず離れずの距離感’の人に相談するのも、良いかもしれませんね。



Posted by makishing at 05:59│Comments(8)
この記事へのコメント
相談される人は、よく人の話を聴いてくれる人だと思います。

相談する人の感情面まで配慮してくれる人には思わず相談したくなります。

いわゆるカウンセリングマインドを持った人は、共感力を持っています。

あらゆる問題の解決のヒントは、相談する人自身の中にあることが多いので

はないかと思います。それを引き出し、気づかせる人の存在はますます重要

になっているのではないでしょうか。

有難うございます。
Posted by 北島 俊彦 at 2009年07月11日 08:25
牧野さんおはようございます。
私の研修特徴の一つが、「質問・相談コーナー」があることです。
無記名で質問・相談事項を書いてもらい、参加者と講師の私でそのテーマについてヒントやアイデアや解決経験などを発表しあいます。
元来、人間は相談・質問に答えることが好きなのです。なぜなら、相談・質問に答えることも自分の勉強になるからです。
Posted by 一語一笑(つとむ) at 2009年07月11日 08:31
北島俊彦様

訪問、ありがとうございます。いつも、ありがとうございます。『相談される人は、よく人の話を聴いてくれる人』その通りですね。“積極的傾聴”ですね。

‘カウンセリングマインド’は、私も常に心がけております。

『相談する人自身の中にある』・・・これは、私達の様々なトラブル処理においても同様ですね。『原因は、自分自身の中にある』のですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年07月11日 08:43
 仕事がカウンセラーでもあるので、「相談」される事が多い訳ですが、同じカウンセラー仲間でも、カウンセリングマインドの低い方が居られ、相談者からクレームがくることもあります。「相談にのってあげている」・・・態度が出た瞬間に、相手は引いてしまいますよね。
 「受容・傾聴・共感的理解」・・・・分っているようですが、なかなか難しいものです。毎週水曜日にカウンセリングしていて痛感です。
Posted by 杉山 久美子 at 2009年07月11日 08:45
一語一笑(つとむ)様

訪問、ありがとうございます。

おっしゃる通り、人間は相談・質問に答えることが好きなのかも、しれませんね。‘相談・質問に答えること’が自分の勉強になるのは、ブログ(特に日本営業道連盟のブログラーニング)を通して強く感じております。

様々なブログを通して、質問・疑問・相談を投げたり、応えたりする事で、成長していきたいと思います。

今後共、御指導の程、宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年07月11日 10:41
杉山久美子様

訪問、ありがとうございます。相談にのってあげている態度が出たら、最悪ですよね。

『受容・傾聴・共感的理解』・・・私はカウンセラーではないですが、この点に気を付けて会話をしておりますし、これからも、より力を入れてまいります。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年07月11日 11:38
お世話になります。

人に相談をするとき、自分の中ではもう答えが出ているときがあります。
ではなぜ質問するかというと、その答えを実施するには何かを捨てる必要があったり、苦難を伴うなどの理由で自分ではなかなか一歩を踏み出せないから、背中を押してもらいたくて相談します。
第三者の同意が自信につながります。

相談を持ちかけたときに、決して上から目線にならず、一緒に悩みながら、かといって一緒に迷路に入り込むことなく、心の中の結論をうまく引き出してくれて、最後に力強く背中を押してもらえるとうれしいです。

自分が相談した相手からしてもらうと嬉しいやり方で、人からの相談にものれるように「傾聴」と「共感」を意識していきたいと思います。

有難うございました。
Posted by 徳永 光之 at 2009年07月11日 17:19
徳永光之様

訪問、ありがとうございます。

『自分の中では、もう答えが出ている相談』って、ありますよね。背中を押してもらうのですよね。

自分がとろうとしている方法・方策が正しいか否かのジャッジをしてもらうケースも、ありますね。

一緒に悩み、最善・最良の結論を引き出せる人間に、なりたいです。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2009年07月11日 18:03
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