2011年06月13日

“貨幣処理機の最大手”のクレーム処理




今日は、6月12日の神戸新聞より、グローリー会長、西野秀人氏の『激動の時代に』の記事を、一部、拝借します。





経済の血流とも例えられる「貨幣」。グローリー(姫路市)は、金融や流通業界で活躍する貨幣処理機の最大手メーカーだ。会長の西野秀人氏(70)は今年3月末まで約10年の社長在任中、売上高、営業利益とも過去最高を更新し、中長期をにらんで海外展開も積極化。「貨幣は信用の証し。企業の飛躍も信用が原動力」。ITバブル崩壊、リーマン・ショックなど世界経済の激動期をひた走ったトップは、力を込めた。






◇あのとき・・・


貨幣計算機の担当課長になったころ、硬貨の包装機で「うまく包めない」と苦情が来た。設計、生産、生産管理の担当者はみんな「自分は悪くない」。そこで個別に作業していた各部門の責任者を毎日集め、改善策を練った。専門家が顔を突き合わせると話が早く、約3ヶ月で解決。「いい物を届けたい気持ちは同じ。組織に問題があった」。設計と生産をつなぎ、納期や品質、コストを総合的に管理する生産技術部門を新設した。






※苦情が来た時、自分のせいだと、思いたくないですよね。

『関係部署の責任者を毎日集める』『新しい部門を新設する』・・・素晴らしい対処、対応です。

たまたま早起きして、目を通した新聞から、この記事に出逢いました。勉強に、なりました。



Posted by makishing at 05:46│Comments(4)
この記事へのコメント
牧野さん

姫路の会社をご紹介頂き、ありがとうございます
グローリーは姫路創業で、業界シェアNo1になった企業です

部長の方からお聞きしたことですが、創業社長の方は
下請けから始められ、なんとしても自社独自の技術のもので
勝負したいと、改良・改善の日々であったそうです

今も、その思いが社風として残っているのでしょうね
Posted by 尾上 正 at 2011年06月13日 07:00
グローリーは姫路市にあるすばらしい会社です
私が在職中に開発部責任者の時にみんなで工場見学しました

モノづくりの原点のようなお話を聞く機会がありました
それを参考にして、「商品開発企画部」を設立して責任者になりました
そこから発想してヒット商品を連発しました。
Posted by 進藤幸男 at 2011年06月13日 08:04
尾上正様

訪問、ありがとうございます。

今回の新聞記事を読んでいて、社長の揺るぎない気持ちを理解しました。
下請けから始められ、自社独自の技術・技能で勝負するフロンティア・スピリッツは、素晴らしいと、思います。

社風として、社員さん全体に、強さが伝わっているような、そんな気がしました。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2011年06月13日 18:47
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。グローリーとも、繋がりを持たれていたのですね。

“モノづくりの原点”・・・言葉では一言ですが、奥深いですね。

グローリーとのご縁を契機に、ヒット商品を連発したとのこと、さすが、進藤様です。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2011年06月13日 18:57
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