2012年02月27日

「社名は不思議です」その11




今日は、『知らないと、笑われ、ホサレ、はじかれる!?会社伝説』(ワンツーマガジン社)からです。






「社名は不思議です」






☆「シスター」が登録済みだったため「ブラザー」に





ブラザー工業はミシン、FAX、プリンターなどを製造している電機メーカー。中高年の方にはブラザー=ミシンの会社というイメージが強いかもしれないが、北米ではFAX、ユーロ圏ではレーザープリンタの売り上げ1位を獲得したこともあるなど、海外では圧倒的強さを誇るハイテク企業である。

とは言うものの、ルーツは安井兼吉が1908年に創業した「安井ミシン商会」。その後、「安井ミシン兄弟商会」と改称していた同社は「シスター」という商標を獲得しようとしたが、すでに登録済みだった。ちなみに「シスター」にこだわった理由は、ミシンを扱うのが女性であることと、当時最高級ミシンを製造・販売していたアメリカのミシンメーカー「シンガー」にあやかろうとしたためだと言われる。

そこで「安井ミシン兄弟商会」の「兄弟」と、「兄弟が力を合わせて作ったミシン」ということから「ブラザー」の商標を獲得した。






※ブラザー=ミシンの会社というイメージは、私も持っていました。

海外で、これほどの輝かしい実績を持つことと、そのルーツについては、全く知りませんでした。

ブラザー工業について、詳しく知ることができて、良かったです。



Posted by makishing at 06:35│Comments(2)
この記事へのコメント
牧野さま

いつもありがとうございます。

ブラザーのルーツ、面白いです。

私は、家庭用の複合機のメーカーかと思っていました。

ミシンの老舗だったんですね。また一つ勉強になりました。

ありがとうございました。
Posted by 鳥井一 at 2012年02月27日 18:37
鳥井一様

訪問、ありがとうございます。

ブラザーが、家庭用の複合機のメーカーだと、思っておられたのですね。

世代によって、いろいろ解釈が違うのですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年02月27日 23:40
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