2012年08月01日

懐かしい名シーンに観る「力を発揮できる環境」



今日は、ある方のメルマガからです。






「力を発揮できる環境」






1979年11月14日 近鉄対広島 日本シリーズ第7戦

いわゆる「江夏の21球」として今でも語り継がれる名シーンですね。




広島、近鉄ともに3勝ずつで迎えた最終戦。
場所は大阪球場。

4-3で広島リードの9回裏、近鉄の攻撃。
初の日本一まであとアウト3つにせまった広島の
マウンド上には江夏。


江夏は先頭打者にヒットを許し、
続く3球目に二盗、送球がそれてノーアウト3塁。

・・・

書き出すときりがないので省略して、
このあと9回裏、ノーアウトで満塁まで進みます。

一本ヒットが出れば逆転の場面です。



ベンチはたまらずブルペンに北別府を送ります。

延長に備えてのことですが、
これを見た江夏はがっかりしたそうです。

自分への信頼はそんなものか、と。



そこへ鉄人衣笠が声をかけに。

江夏はその時かけられた言葉よりも、

うす暗い球場で衣笠が見せた「白い歯」に

冷静さを取り戻し、無失点で残る3つのアウトを取った。



江夏ほどの大投手でさえ冷静さを失う場面があり、
その時には実力の半分も発揮できないのでしょう。


無死満塁で北別府をブルペンに送ったベンチの判断は
おそらく間違いではなかったでしょうが、

一時的にせよ
江夏から力を奪うことになってしまいます。



どういう組織が、どんな采配が
「力を発揮したくなる」
と選手に、社員に、感じさせるのでしょうか?


実力を100%発揮するって、どんな時なのでしょうね?






※昔からプロ野球を愛する皆様!

如何でしたでしょうか!?

『江夏豊の21球』には、このようなエピソードが、あったのですね。

しかしながら、なぜ江夏投手はがっかりしたのか・・・そしてなぜ、冷静さを取り戻したのか・・・

持っている力を、しっかり発揮出来る環境について、考えていきたいと思います。



Posted by makishing at 07:38│Comments(2)
この記事へのコメント
牧野さんはご存じかと思いますが、
この試合で江夏が7回途中から投げていたというのも
あまり知られていませんね。

今と違ってちゃんと分業されていない時代だったからこそ、
信頼関係というか、一蓮托生というか
そんなものを選手も求めたのでしょうか。

ありがとうございます。
Posted by 岩松 洋 at 2012年08月02日 08:45
岩松洋様

訪問、ありがとうございます。

今回採り上げて頂いたシーンは、鮮明に覚えています。

江夏豊投手は、優勝を請け負う投手として、名を馳せていましたが、とてもかっこよくて、憧れでした。

今のような分業化を、いい文化だと思ったらいいのか・・・私には、わかりません。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年08月03日 00:48
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