2012年10月01日

BRICsがBRICS、そして続く国々



今日は、ウィキペディアから、BRICs関連について、紹介致します。






BRICs(ブリックス)とは、経済発展が著しいブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字を合わせた四カ国の総称。

投資銀行ゴールドマン・サックスのエコノミストであるジム・オニールによって書かれた2001年11月30日の投資家向けレポート『ビルディング ベター グローバル エコノミック ブリックス』で初めて用いられ、世界中に広まった。なお、同じくゴールドマン・サックスの2003年10月1日の投資家向けレポート『ドリーミング ウィズ ブリックス : ザ パース トゥ 2050』で初めて用いられたと勘違いしている情報も見受けられるが、これは明確に誤りである。

2011年4月13日に中国の北京で行われた四カ国首脳会議に南アフリカ共和国が初参加したことに伴い、正式名称がBRICsからBRICSとなった。






◇規模の大きさ・・・BRICsが世界に占める割合をみると、国土面積で29%、人口では42%となっており、世界の圧倒的な比重を占めている。


◇世界経済に占める地位・・・GDPの割合を購買力平価で換算すると24%(ただし、2007年、中国の購買力平価ベースのGDPが基準値の変更の遅れなどで、四割減少した)と大きく上昇し、アメリカ(21%)、EU(20%)を既に上回っている。


◇これまでの成長実績および今後の成長見込・・・ここ10年の間に新興工業国の経済成長が失速したのとは対照的に、この四カ国は平均で年6%の成長を遂げており、特にインドとブラジルは今後も比較的高い成長率を達成していくものと予想されている。






☆類義語



*IBSAC・・・インド、ブラジル、南アフリカ、中国を繋げた造語。これは、ロシアが新興国として扱われる事に抵抗感を持っていること、南アフリカとの関係強化を目指すイギリスがその知名度を高めておきたかったことなどから、2005年2月のG7において議長国のイギリスによって発表されたものである。


*Next Eleven(ネクストイレブン)・・・BRICsの名付け親、ゴールドマン・サックス社は2005年に出した予測で、BRICsに続く経済大国予備軍「ネクストイレブン」として、韓国、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、トルコ、ベトナム、メキシコの11カ国を示した。


*LEMs・・・国際経済研究所の「The United States and the World Economy(2005年1月)」では、BRICsおよび南アフリカの5カ国にアルゼンチン、インドネシア、韓国、メキシコ、サウジアラビア、トルコを加えた計11カ国が、今後の世界経済に大きな影響を及ぼすLEMs(Large EmergingーMarket Economies)として取り上げられている。


*VTICs・・・2006年9月4日付けの日本経済新聞にて紹介された造語。BRICsからB(ブラジル)とR(ロシア)を省き、代わりにベトナム(V)とタイ(T)を加えたもの。ブラジルが日本から地理的に遠い事、ロシアに投資するリスクが高い事と、日本企業の中国投資の変更先としてこの二国が注目され始めている事から言われるようになったが、一般的な知名度は非常に低い。


*VISTA・・・BRICs経済研究所のエコノミスト門倉貴史がBRICsに続くグループとして2006年11月に提唱した造語。同年12月には日本経済新聞にも引用された。ベトナム(V)、インドネシア(I)、南アフリカ(S)、トルコ(T)、アルゼンチン(A)を繋げたもの。地理的なバランスと高成長のための条件、すなわち豊富な天然資源、労働力の増加、外資の導入、政情の安定、購買力のある中産階級の台頭を勘案して、新興国からポストBRICsの候補が選出されている。


*MEDUSA・・・BRICs経済研究所のエコノミスト門倉貴史がBRICsに続くグループとして2008年1月に提唱した造語。マレーシア(M)、エジプト(E)、ドバイ(D)、サウジ(SA)を繋げたもの。いずれもイスラム教国であり、イスラム金融が浸透している新興国のグループ。


*E7・・・PwCが公表した報告書に記された7国(中国、インド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシア、トルコ)。


*CIVETS・・・HSBCが提唱した造語。コロンビア、インドネシア、ベトナム、エジプト、トルコ、南アフリカの6ヶ国からなる。






※世界中で、経済動向が変わるさまを、こうした言葉(造語)や意味で、推し量ることが出来ますね。



Posted by makishing at 06:34│Comments(0)
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