2012年11月27日

ガムが笛!ロングヒットにはわけが!



今日は、『納税月報11月号』(公益財団法人納税協会連合会)より、巻末のほうに載っていた《関西★新商売発見》(前垣和義氏著)を、紹介致します。




【ガムがフエに。ロングヒットには、わけがある!】


大空ポケット文庫に『まだある。』シリーズがあります。高度成長期の1960〜70年代を中心に発売された商品の中から、「えっ、まだあるの?」と叫び出しそうなロングヒット商品100点を集めた本です。言ってみれば、懐かしい「生きた昭和史」。その中に、直径約2センチで、ドーナツ型(中が空洞)になっており、吹けばヒュイーッと音がするフエガムが紹介されています。

大学の授業で「大阪発祥の好きな食べ物ランキング」を求めたところ、ある女子学生は5位にフエガムをあげました。子どもの頃の思い出が強く、いまも忘れられないと記しています。

子どもは、遊ぶことと食べることが大好きです。フエガムは、その2つの要素を備えています。これを口に入れると、口笛が吹けない子でも簡単に音が出せます。フエで楽しみ、ガムを噛んで楽しみ、さらにふくらませて楽しむ、よくできた菓子だと感心させられるではないですか。

日本初のオマケ付き菓子同様、フエガムの誕生地も関西。発売は1952年(昭和27年)で、次いでフエラムネも登場しました。子どもたちを喜ばそう、驚かそうという冒険心いっぱいに開発している様子が目に浮かびます。

現在の製造企業は、開発企業の元子会社ですが、時代は変化しても、基本のニーズに変わらないものがあることを、フエガムが教えてくれています。





※すごく懐かしいです。

私は、フエラムネのほうが、記憶に残っています。

だんだん小さくなる、口の中のモノを、いつまで音が出るか、競い合ったものです。

子どもが好きな“食べることと遊ぶこと”の両方のニーズを、見事に網羅していますね。



Posted by makishing at 06:22│Comments(2)
この記事へのコメント
「フエラムネ」・・・記憶にあります。
小さい時の思い出って忘れられないものです。

いくら時代は変化しても商品開発で大切なことは・・・
そこには基本のニーズに変わらないものがあることを確認することですね
Posted by 進藤幸男 at 2012年11月27日 09:21
進藤幸男様

訪問、ありがとうございます。

進藤様も「フエラムネ」が記憶にありますか。同じですね。

時代の変化に関係なく、基本的な需要をいかに押さえるかが、商品ヒットの鍵なのですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2012年11月27日 10:46
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