2014年02月25日

あの“小型鉛筆削り”の会社


今日は、大阪市交通局発行のフリーペーパー『モーラ vol.2』から【世界に誇る大阪の技術】の株式会社中島重久堂の紹介です。





Q:どんな会社ですか?

A:うちは国内唯一のプラスチック小型鉛筆削り専業メーカーなんです。おかげさまで今年創業80年を迎えまして、私が三代目になります。自社製品のほかに、メーカーからの受託生産であるOEM製作があり、国内シェアは8割ぐらいを占めてますね。スタンダードな鉛筆削りだけでなく、芯が柔らかい色鉛筆やクレヨン用、製図用の芯削り、最近では化粧品のまゆ墨用も製作しています。「NJK」の刻印が、うちの製品の目印です。



Q:高い品質を誇る理由は

A:ほとんどの部品を自社で製作することで、組み合わせた時のズレをなくすことができます。重要な部品である刃ももちろん自社で熱処理・研磨をしており、焼きを入れた刃を砥石で削った後、なめし皮で目立てをします。この目立ては絶対に機械だけではできません。刃の仕上がりを目で確かめ、実際に触って刃の状態を見ながら調整しないといけませんから、熟練した職人の技術が必要です。

また、うちの会社はパートの方々や地元の内職さんにも支えられています。年間約600万個以上の製品を出荷していますが、すべて一つひとつ手作業で検品する。刃と本体にコンマ以下のズレもないように、目視と指先で触れた感覚でチェックを行います。この作業は、経験がものをいいます。「自分たちの子どもや孫にちゃんと使ってもらえる商品を作りたい」。そういう想いで、従業員みんなが誇りと責任を持って仕事に携わっているので、それが高い品質につながっているのだと思います。鉛筆削りを作る全工程において、技術や経験の力に支えられていますから、「従業員を大切に」という先代の教えを守っています。



Q:今後はどんな展開を?

A:今年、パリの専門見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展したことがきっかけで、ヨーロッパの近代美術館やセレクトショップ、老舗の画材屋にうちの製品を置いていただけるようになりました。海外販売を視野に入れて、新しい鉛筆削りも色々と開発中です。来年の夏には皆さんのお手元にお届けしたいですね。





※私たちが、必ず一度は手にして使ったことがある‘小型鉛筆削り’です。

一つ一つ愛情込めて、従業員さんが心を一つにして、つくっておられるのが、とてもよく解る文章です。

つくる側の愛情に負けないように、愛情を持って優しく使っていきたいと思います。



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