2014年04月07日

世の中の“今”そして“これから”


今日は、いつも楽しく読ませて頂いているメルマガからです(一部割愛。卒業生を前にして話した祝辞になっています)。





日本という国は、今年で、皇紀2674年を迎えます。

みなさんは、これからどんな時代を生きて行かなければいけないのか?

ポイントは3つあります。

まず、ひとつ、「乱世である」ということ
私たちの世代は、子供の頃から、勉強を強いられてきました。
それは、勉強して、偏差値の高い一流といわれる高校へ行き、偏差値の高い一流といわれる大学へ行き、そして、一流といわれる会社に入れば、一生安泰という図式があったからです。
(過去の図式) 一流高校 ⇒ 一流大学 ⇒ 一流会社 = 一生安泰

そして、その会社に入って、終身雇用という制度の下、毎年給料は上がり、定年後に退職金をもらい、自分の家に住み、そして、年金で余生を送るという未来図がありました。

しかし、日本は、高度経済成長、バブル、デフレと、成長期を過ぎて、徐々に陰りを見せてきました。それに伴い、一流と言われた大会社があっけなく倒産し、合併し、時代に合わせた生き残り策を選択せざるを得ませんでした。
終身雇用制度は消え、非正規社員と呼ばれる派遣社員、アルバイトが増えて、一流会社=一生安泰という方程式は消えました。
残っているのは、偏差値の高い高校⇒偏差値の高い大学まで、です。

(現在の図式) 一流高校 ⇒ 一流大学 ≠ 一流会社 ≠ 一生安泰

政治も混迷し、経済も少し良化傾向がありますが、デフレからインフレへの懸念があります。また、隣国との領土問題で、めっきり郡上八幡にも、中国韓国からの旅行者が減りました。そして、冬季オリンピックがあったソチの近くのウクライナで戦闘が起きようとしています。予断を許さない状況にあります。
今後は、乱世であると感じています。

そして、ふたつめは、「低エネルギー社会に移行していく」ということ
3.11東日本大震災で、国民の脳裏に焼き付いたことは、原発は危ないということ。
そして、原発から漏れ出た放射性物質は、半減期があり、ヨウ素で8日、セシウムで30年、プルトニウムになると2万4000年。
一度、手を染めてしまったら、完全に影響がなくなるまで、歴史の長さくらいに管理しなければいけないものだということです。

こんな統計がありました。
1970年から2000年までの間の30年間に、マグニチュード5以上の地震が何度起きたかというものです。
イギリス        0回
ドイツ、フランス    2回
アメリカ      322回
日本       3954回

そして、2011年のマグニチュード9という途轍もない大地震。
1900年以降、まだ、世界では6回しか起きていない超巨大なものです。
そのうち5回は、震源地近くの火山が噴火しています。
そのうち5回は、マグニチュード9に近い地震が起こっている
東日本大震災では、火山の噴火と同程度の地震はまだです。

こんな状況の中で、今のようなエネルギーの使い放題を基盤とする経済成長が見込めるか、疑問な状況です。
徐々に、エネルギーを使わない「地産地消」に移行していくと思います
社会の根幹をなすエネルギー政策が変わらざるをえない状況にあります。

そして、三つ目は、(年齢+31)という数字です。
今の年齢に、31を足してください。
15歳の中学生なら、46
18歳の高校生なら、49

今から、19年前に、私は大阪におり、阪神淡路大震災を経験しました。
その時に、地震学者がこう話していました。
「これから半世紀は、日本列島が地震の活動期に入ったと思ってください」
ということは、(半世紀50年)−(19年経過)=あと31年

つまり、みなさんが、これから先、50歳近くになるまでは、大地震には注意して置かなければいけないということです。
十年以内に、富士山の噴火、東海・東南海・南海大地震の連動発振などが危惧されています。

阪神淡路大震災を経験し、東日本大震災時のボランティアの経験から、非常時の時には、体力が勝負だということを痛切に実感しています。

以上、
1)乱世である
2)低エネルギー社会への移行
3)大災害
が先に待ち構えている中を、みなさんは生きて行かなければいけません。

みなさんは、この大変な時代を選んで生まれてきた勇気ある日本男児と大和撫子なのです。

そんなみなさんが心すべきことは三つです。

心を鍛えること = また会いたいなぁと思われる人になるための人間力の養成
脳を鍛えること = 頭の使い方と勉強方法を身に付け、知識を身に付けること
体を鍛えること = 強くて優しく逞しい鋼の如き肉体に鍛え上げること

です。

この三点を念頭に、新しい仲間と手を取り合い、助け合い、支え合い、いたわり合って、自分の人生を自力で切り拓いていかれることを祈って、祝辞とさせて頂きます。





※大変な時代です。

何に注意して、何をせねばならないか、この中に全て網羅しています。

心・脳・体を、鍛えていきたいと思います。



Posted by makishing at 07:13│Comments(4)
この記事へのコメント
素敵な記事でした。
今の時代を見つめ、逞しく生きねばならないと強く感じさせられました。
心・脳・体
そのすべてを鍛えて、充実感に満ちた人生を送りたいです。
Posted by 前田雄飛 at 2014年04月07日 09:55
将棋で鍛えられます。現在30人の生徒があ120人になり次第、脱サラして将棋で食っていきます。
Posted by 原誠 at 2014年04月07日 13:20
前田雄飛様

訪問、ありがとうございます。

今の時代をしっかり見つめた上で、どのような未来を描くかを、考えていく必要性があります。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2014年04月09日 07:18
原誠様

訪問、ありがとうございます。

将棋で収入が安定して、脱サラして食っていけたら、最高ですね。

ありがとうございました。
Posted by 牧野眞一 at 2014年04月09日 07:21
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