2014年10月16日

「ふれる」と「さわる」の違い


今日は、朝日新聞に載っていた記事『ことばの食感』から【「ふれる」と「さわる」】です。





【「ふれる」と「さわる」】



「ふれる」も「さわる」も接触という点では共通するが、微妙に違う。

「外気にふれる」「雷にふれる」「読者の目にふれる」「本場の英語にふれる」「怒りにふれる」「問題の核心にふれる」「法にふれる」のように、「ふれる」は対象が人間に限らず物でも抽象概念でも幅広く使える。

「さわる」は少なくとも接触する主体が人間かせいぜい動物に限られ、現象や感情や雰囲気のような抽象的な存在はもちろん、物と物との接触にも使えず、人間が目的をもって手、特に指の腹で対象に接触するのが典型的な用法だ。電車に「ふれる」よりも「さわる」ほうが危険が少ない感じがするのも、そういう連想が働くからだろう。

中学の文化祭で単に「さわるな」とある注意書きが、美術館では「お手をふれないで」となるのも、「さわる」のは手であり、「ふれる」のは手に限らないからだ。風呂敷の中身を探るために普通の人は「さわる」が、手品師は「ふれる」だけで当てる。「ふれる」のは瞬間的だが、「さわる」場合は目的を果たすまで手の指の腹でなでるような動きをするため、接触時間が長くなる。その点で、手品師の手並みは鮮やかだから拍手を浴びる。





※なるほど。「ふれる」と「さわる」について、ここまで考えたこと、ありませんでした。

意識したことが無い事柄を、改めて引っ張り出して教わると、いろいろと気づかされますね!



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