2014年10月30日

「軍師官兵衛」に見る、経営者の決断とは


今日は、いつも拝読している、決断力プロデューサーの方からのメルマガを紹介致します。





【「軍師官兵衛」に見る、経営者の決断とは】



  NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」も佳境に入っています。
 今日は、このドラマから経営者の行うべき決断について紐解いてみます。  このドラマでは、現在 豊臣秀吉が天下人となっています。
 秀吉が本能寺の変のあと、中国大返しから行った決断とは。 毛利とは和睦する。
 明智光秀を討つ。
 柴田勝家を滅ぼす。
 徳川家康とは小牧長久手で戦っても、和睦する。
 九州を征伐し、島津は本領安堵する。
 小田原征伐し、北条は断絶させる。
 朝鮮出兵する。
 
  これらは、秀吉でなければできない決断です。
 自分の天下取りに対して、どのような敵対者が居るのかはわかります。
 しかし、その相手とどの順番で戦うのか。
 戦っても、滅ぼすのか、和睦して臣従させるのか。
 まさに「経営的意思決定」の「何を What」です。
  そして、その根底には「なぜ Why」があります。 日本国内が相手の場合は、戦国乱世を終わらせるという大義名分があります。
 この「なぜ」が大きかったことが、秀吉が天下統一できた原動力になりました。
  ここからは、余談です。  朝鮮出兵のことは、韓国との歴史問題もからんで難しいところです。
 秀吉の誇大妄想という観点からの記述やドラマ化も多いのですが。
 当時の日本には、職業軍人たる武士が200万人も存在したと言われます。
 同時代のイギリスの騎士が3万人ですから、いかに強大な戦力を持っていたかが
 わかります。
 こうした武装集団を、天下統一したから帰農せよと言っても不平不満が渦巻き、
 ひいては新たな内戦状態になる可能性もありました。
 徳川幕府が大阪夏の陣、島原の乱といった強硬策を取ったのも。
 明治政府が士族の反乱や西南戦争を武力鎮圧したのも。
 国内の武装集団というものの扱いの難しさを示しているのです。   秀吉が「何を What」を明快に示すことで。
 軍師である黒田官兵衛や、官僚である石田三成が動くことができるように なりました。
 これこそが、経営者の決断すべきことなのです。





※戦国時代の武将は、常に命と隣り合わせの中で、決断を迫られました。究極の決断力です。

現代社会の経営者の決断に、重ね合わせても良いと、思いました。

日常生活の中でも、決断をするシチュエーションがあります。決断力を養い、高めましょう。



Posted by makishing at 08:08│Comments(0)
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