2015年02月06日

BGMの疑問


今日は、株式会社USEN発行の雑誌『With Music』より【BGMのギモン vol.4】を紹介致します。





Q.1:カウンターと座敷でイメージを変えたい。



A.1:

『スペースによってBGMを変えていく』→場所によってBGMを変えてみましょう。BGMはスペースを区切るという意味でもよく利用されており、店舗内で必ずしも統一のBGMを流す必要はありません。コンセプトの方向性は打ち出しながらも、空間に合わせて演出を変えていく――こうした繊細な配慮が、幅広い層のお客様を受け入れることにも繋がります。


『空間のコンセプトは明確に』→フォーマルでビジネス向きの座敷には、リズムやビート感に注意が必要。座敷という空間、ビジネス利用を考慮し、ビート感やリズムがはっきりした音楽は避け、落ち着いた空間を演出します。あからさまな和の音楽に抵抗があれば、ライトなクラシック、ビート感が軽めのジャズなどがおすすめです。


『カウンターは少し元気な空間に』→カウンターは回転率を意識しつつ、会話の弾むBGMを心がけます。ミドルテンポで多少ビート感が感じられるソフトなラウンジミュージックや、クラブジャズなどが候補に挙げられます。あとはバランスをみながら、オーガニック系やコンテンポラリー系BGMなどのバリエーションを考えるとよいでしょう。





Q.2:時間帯によって店内イメージを変化させたい



A.2:

『雰囲気を明確に変えることが大切』→まずは学生さんが来店される時間帯と、ビジネスマンが来店される時間帯とでBGMを明確に変えます。学生さんたちもお店の雰囲気に惹かれている面もあるはずなので、J-POPを流すのは難しいでしょうから、最新の洋楽ロックなどで若者向けの雰囲気を演出しつつ、単価と回転率を上げていくという方向性がよいでしょう。


『テンポ感と音量をコントロールする』→滞在時間に影響する要素として、テンポと音量があります。テンポが速く、音量が大きいと時間感覚が長くなり、滞在時間が短くなるという傾向です。これを利用して、早い時間帯はBGMのセレクトに加えて、覚醒度を上げていくようなコントロールが有効です。回転率が上がり、注文量も増えるという効果が期待できます。


『BGMに加えて照明やメニューに変化をつける』→遅い時間帯はBGMのテンポを落とし、落ち着いたものにします。また、店内の照明を落としたり、メニュー自体も変更することで「大人向け」というメッセージを何気なく提示していきましょう。視覚と聴覚の双方から同じメッセージを示すことで、共鳴現象と呼ばれる相乗効果が、生まれると言われています。





※音楽で、場の雰囲気がガラッと変わります。

店舗を構えている方々にとっては、参考になったかも、しれないですね。



Posted by makishing at 07:16│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。