2015年09月20日

ベートーヴェンは、なぜ凄いのか?


今日は、今年に入ってから、一緒に仕事の協力をして頂いている、須藤翔平さんが書いておられる『気まぐれコラム』より【ベートーヴェンは、なぜ凄いのか?】を紹介致します。





「ジャジャジャジャーン!」というフレーズはおそらく世界で一番有名な曲でしょう。この「運命」と呼ばれ親しまれている名曲「交響曲第5番」を作曲した人物であり、誰もが音楽室で目にしたことのある威厳たっぷりの肖像画の人物こそが、 ドイツ出身の作曲家、ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンです。  この大作曲家のことを一言で言うなら、「音楽史一の革命児」とでもなるでしょうか。  それまで当たり前だった常識を覆し、現代にまで続く音楽の歴史にあまりにも大きな功績を残した人物。 彼がもし生まれていなければ、現代の音楽も全く別のものになっていたでしょう。  ベートーヴェン一番の功績はおそらく、「芸術としての音楽」を確立したというところでしょう。 バッハやモーツァルトなどのこれまでの音楽家は、宮廷に仕え、料理人などと同じように貴族たちからの依頼を受けて曲を作る、いわば「職人」でした。 そこには「この想いを形に」といったようなものは一切なく、作る音楽はただの音楽であり、それ以上でも以下でもなか
ったのです。 …ところが、ベートーヴェンはその常識を覆し、音楽に「想い」を込めました。 音楽そのもので感情を表現するという「思想音楽」という分野を切り開いたのです。  今でこそ音楽で何かを表現するということは当たり前のように感じますが、その礎を築いたのはベートーヴェンだったのです。    ところが、ベートーヴェンには不幸が訪れます。 音楽家の命である聴力が、徐々に弱くなっていったのです。  日本では年末になるといわゆる「第9」と呼ばれる交響曲第9番の演奏があちこちで行われますが、この曲はベートーヴェンの耳が全く聴こえなくなった晩年に作られた曲です。 当時、その初演でベートーヴェンは観客の喝采が聴こえず、「失敗した」とさえ思ったそうです。 この曲は当時、交響曲に合唱が入るということでとても革新的な曲でもありました。  近代では、この「第9」の曲の長さに合わせてCDの長さの規格が決められるなど、音楽のあらゆるところに大きな影響を与えた人物。 それがベートーヴェン
なのです。    個人的に、とても大好きな作曲家です。            執筆者  須藤翔平





※皆様、如何でしたでしょうか!?

なぜ凄いか・・わかりました。

義務教育の音楽の授業では、ここまで教えてくれませんね。

須藤翔平さん、ありがとうございました。



Posted by makishing at 05:50│Comments(0)
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