2015年12月25日

マエケンの大リーグ移籍を容認した、広島カープの決断に想う


今日は、決断力プロデューサーである、高島 徹さんのメルマガ〔大凧通信〕から【マエケンの大リーグ移籍を容認した、広島カープの決断に想う】を紹介致します。





今日は、プロ野球広島カープが、前田健太投手の大リーグ移籍を容認した決断について考えてみます。



◇マエケンの大リーグ挑戦を容認した、広島カープの決断力◇



前田健太投手が、自身のブログで広島カープから大リーグ移籍を認めてもらったと発表しました。


前田投手(愛称 マエケン)は、3年前から大リーグへの挑戦を訴え続けていました。
今回は、フリーエージェント(FA)ではなく、ポスティングシステムという制度に基づいての大リーグ移籍になるようです。
制度の詳しい内容はこちらでお話しすることは控えます。


前田投手は、広島カープだけでなく、日本のエースです。
先日の「世界野球プレミア12」でも、大黒柱の働きをしました。
人気も実力も兼ね備えた、広島球団の大看板です。
そんな選手を、なぜ広島カープは大リーグ移籍を認める決断をしたのでしょうか?


FAとポスティングシステムの大きな違いは、選手の移籍に伴って球団に移籍金が入るか入らないか、という点を強調する報道もあります。
確かに、親会社という支援母体を持たない広島カープは、ケチで貧乏で有名です。
今回の移籍金は2000万ドル(24億円)とも言われますが、まさに大きな収入です。
でも、これだけが決断の要因だとは思えません。


物事を成功させるには、「天の時」「地の利」「人の和」が大切だと、古来言われて参りました。
今回の移籍は、まさに「天の時」「人の和」を兼ね備えたものだと思います。


前田投手は27歳。おととし大リーグに移籍した田中将大投手と同級生です。
年齢的にも体力的にも、脂がのりきったこの時期だからこそ、大リーグの舞台で活躍することができるという判断があったことでしょう。


また、ポスティングシステム自体の見直し議論があるようです。
田中投手の時には、移籍金は「落札方式」で決定され、最高価格を付けたヤンキースが独占交渉権を得ることに成功し、田中投手の入団が決まりました。
その後、移籍金の上限金額が2000万ドルに設定され、移籍金を払う用意がある球団は、自由に交渉できることとなりました。
この制度自体が見直されるとなると、広島カープにとっても思惑が外れるリスクが発生します。


「人の和」ですが、球団の看板選手ともなると、選手本人と球団だけでなく、ファンの存在が大きくなります。


2015年は黒田投手が帰国して、優勝するぞ!と意気込んで臨んだシーズンでしたが、結局は4位に終わり、クライマックスシリーズにすら駒を進めることができませんでした。
優勝を願うファンからすれば、エースの移籍は大きなマイナス要因です。


それでも、前田投手の大リーグ移籍を応援する声の方が多いようです。
優勝は逃したものの、立派な成績を収め、立ち居振る舞いもエースとしての自覚が感じられたからこそのものだと思います。


広島カープからの正式発表、入団交渉、正式契約と、物事は進むことでしょう。
でも、最も大切なことは、前田投手が大リーグで「活躍し続ける」ことです。


太平洋を渡った日本人選手は大勢います。
でも、最初のシーズンは大活躍しても、数年で故障して帰国・・・という例がたくさんありすぎます。
広いアメリカでの移動と、試合日数の多さが、過酷なのでしょう。
そう考えると、野茂投手と黒田投手の偉大さがよくわかります。


球団、ファン、本人の「天の時」「人の和」がそろってこそ実現した大リーグ移籍。
前田投手の、今後の活躍を見守り続けたいと思います。





※日本のプロ野球界から海を渡ってメジャーに挑戦する選手の決断力は、相当な大きさだと思います。

前田健太投手を送り出す広島カープも、素晴らしい決断をされました。

来シーズンのマエケンの活躍を、期待したいと思います。

高島徹さん、文章のご提供ありがとうございました。



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